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テラーノベル(Teller Novel)

レイ

.....

ニコ

.......

レイチェルの膝に頭を乗せ、仰向けで横になっているニコ。

つまり、膝枕をしてもらっている。

レイ

気分はどう?....

ニコ

....いい。

ニコ

凄く、いい....

レイ

よかった...。

レイ

最近、疲れてたもんね...

ニコ

...顔に出てたか?

レイ

もの凄く....

ベータくんが新たに完成してから、点検する量も時間も増え、しまいには

帰宅時間が遅くなり、寝不足のメンバーがちらほらと。

その中でもニコとゼラ、デンタクの3人が特にヤバかった。

そのニコがなんと、基地にてぶっ倒れていたのをレイが見つけ

今に至る。

レイ

夜遅くまで残ってるからだよ....

ニコ

嗚呼....

レイ

(話し通じてるのかな...)

ニコ

いい香りが、する....

ニコ

お日さまみたいな...やさしい、香り..

レイ

......

ニコはレイの髪を触りながら、うとうとしていた。眠い、と訴えてきてる。

レイ

寝るなら...私のお部屋の方いく?...

ニコ

いやだ....ここがいい...

ニコ

レイの、ひざがいい...

レイ

うん....いいよ.

ニコ

.......

レイはニコの頭を優しく撫でる。ここだけの話し、坊主頭って気持ちいいよね。

ニコ

......

ニコ

どこにも、いかないでくれ....

ニコ

レイチェル.....

レイ

ここにいるよ....

レイはダフからもらったカモミールの花をニコの頭にそっとおく。

レイ

.....おやすみ、ニコ

ニコ

おやすみ....レイチェル....

夢の中でも、私を忘れないようにとカモミールの花と一緒にニコの頭も撫でる。

しばらくして、寝息を立てたニコ。

その表情はとても幸せそうだった。

短編集!皆DEもっと光クラブ★

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