五条
結月
五条
五条
五条
結月
結月
五条
五条
僕は結月を抱き上げて
自分のジャージを結月の背中にかける
目隠しを外しているせいか
結月が僕の目をじっと見てくる
結月
五条
五条
結月
結月
五条
五条
結月
そう言い結月は眠った
結月
どんなに大きくなったって
眠った顔は昔と変わらない
結月は俺がちょうど高専を探険しているときに見つけた
謎の液体が入ったカプセルに裸で入っていた
俺はそれを壊し結月を助け出した
傑にも硝子にも言われた
珍しいなと
俺もなんで助けたかわからない
でも、結月の顔を見た時に思った
助けねばと
思っただけだ
ただ、助けたはいいものの
夜蛾が世話を見ろという
五条18歳
結月は今まで喋ったこともなく
歩いたこともなかったので
一から俺が教えることになった
五条18歳
結月7歳
五条18歳
五条18歳
結月7歳
五条18歳
五条18歳
五条18歳
結月7歳
結月は笑わない
それに全然言葉を覚えなかった
歩こうとしても
何かにもたれかからないと歩けなかった
結月7歳
五条18歳
俺のことは「さ」と言う
それだけはなんとなくわかるようになった
結月7歳
結月は手を引っ張り外へと向かう
五条18歳
五条18歳
結月との生活に慣れた頃
傑が多量殺人を犯し
指名手配を受けた
それから一度会ったが
逃した
五条18歳
五条18歳
あいつは、俺の友達だ
俺は…あいつの心に気づけなかった
五条18歳
俺はしゃがみこんだ
その時廊下からガタゴトと聞き慣れた足音が聞こえた
結月だろう
まだ上手く歩けないし
言葉も全く覚えてない
ただ、誰よりも五感が鋭いので
俺の感情なども
気づいてしまう
だから、結月はそれに気づいて
俺に近づいてくる
障子に差し掛かったときに
俺は行った
五条18歳
そう言っても結月は障子を開けて
転けながらも俺へと近づく
五条18歳
結月7歳
五条18歳
そう言っても結月は俺に近づくので
俺は無意識に無限を張っていた
結月7歳
五条18歳
俺が顔を背けてそう言うと
結月7歳
という声が聞こえた
俺は驚いて
つい無限を解いてしまった
結月7歳
結月は俺の胸元に倒れ込んで
俺の顔を触る
五条18歳
顔を触ると結月は柔かく笑った
そしてまた
結月7歳
そう言う
俺はなぜか泣けてきた
五条18歳
五条18歳
五条18歳
五条18歳
五条18歳
結月7歳
五条18歳
俺は強く結月を抱きしめた
結月の体は
すごく暖かかった
五条
五条
結月
五条
五条
歩きながら強く抱きしめる
結月
五条
??
前から歩いてくる男の人がそういった
その人は僕も結月もよく知る人物だった
五条
遥斗
遥斗
五条
遥斗
遥斗
五条
五条
遥斗
五条
遥斗
遥斗
五条
二人で少し雑談をしたあと
遥斗さんは信介さんの所へと向かう
そして、僕は自分の部屋へと戻った