その頃の青嵐たちは…
青嵐
くっ…こいつ…
ベル
おやおや、もう終わりですか?
ベル
やはり、この程度だったんですね
玄翠
……
白蓮
青にぃ…負けないで…
朱暖
青嵐…
青嵐
っ!!…
ベル
辛そうですね。そんなにお仲間が大事ですか?
青嵐
当然!!!
ベル
そうですか…なら、これで終わりにしましょうか
ベル
ということで…
さようなら♪
ピンチ!!!???
そしてイザナギは?
イザナギ
(_ _).。o○スゥスゥ
☆いい加減起きなさい☆
ヴォン
琳寧
暗いですね…
イザナミ
これは…
イザナミ
暗い…というわけでは無さそうだな。どちらかといえば“侵食”されて、黒くなっている
イザナミ
この黒い部分は全て『奇妙な魂』に乗っ取られたところじゃ
琳寧
乗っ取られた…か…
イザナミ
…さて、本戦が始まるぞ。気を引き締めろ
琳寧
!!…わかりました!
人工的な魂
…まさかここがバレるとはな…
この魂の見た目の説明しますね! これは人の姿をしてません。地縛少年花子くんに出てくる、白杖代みたいな見た目です。ふよふよしてます。それで、ツギハギ柄です。伝われ〜!
人工的な魂
お前ら、案外できる奴らなんだな
イザナミ
妾を舐めるでない
人工的な魂
そーですか
人工的な魂
それより、ここに来た理由は交渉か?悪いが交渉なんてー
交渉だと?貴様は何を言っている?
イザナミ
妾はお前を追い出す気は全くない。追い出すより、消した方が早いじゃろう?
人工的な魂
このワシを相手にするということか。命知らずな奴め。すぐに後悔させてやる
イザナミ
やれるものならやってみろ
琳寧
イザナミさん…
イザナミ
ん?あぁ、安心せい。妾はこう見えてイザナギより強いのじゃぞ?流石にルイには負けるが…
イザナミ
じゃが、絶対に彼奴には負けはせん。安心して見ておれ
イザナミ
して貴様、名は何という?
人工的な魂
んあ?ワシか?ワシの名は『ガラム』。さっきから言っているだろ
イザナミ
そうではない。本当の名じゃ。見たところ、貴様は誰かに“つくられた”。そうじゃろ?
人工的な魂
…本当の…名前…?
イザナミ
わからぬか。貴様が己の生を歩んでおった時の名を聞いておる
人工的な魂
……
わからない…
イザナミ
なんじゃと?
人工的な魂
分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない
人工的な魂
苦しい。悲しい。分からない。嫌だ。変な記憶が頭に浮かぶ。知らない。こんな記憶知らない!!
イザナミ
あれ、もしかして妾、此奴の地雷踏んでしまったか?
琳寧
そうみたいですね…
イザナミ
お、おい…すまんて。そんな風に思わせる気ではなかったのじゃ
スー (静かに魂を触ろうとする)
バシッ
人工的な魂
オレに触るな!!!!
琳寧
(一人称が“オレ”に変わった…?)
イザナミ
…そうか。苦しいか
イザナミ
話を振った妾も悪いが、こちらは急いでおる
イザナミ
詫びとして、今すぐ楽にしてやろう
人工的な魂
い、嫌だ…死にたくない…
イザナミ
死ぬのではない。楽になるだけと言っておるー
人工的な魂
オレに変なことをするな!!さもなくば…!!
イザナミ
全く…話を聞かぬ奴には、仕置きが必要じゃな
スッ
琳寧
(何をする気だろ…?)
イザナミ
暴れられるのは少々嫌いじゃ。大人しくしておれ
ガチッ
イザナミ
創造神と王を舐めてはいかんぞ
イザナミ
それでは、またいつか会おう
人工的な魂
離せ!!触るな!!オレは…最後まで…!!
パチン
シュンッッ
琳寧
魂が…消えた?
イザナミ
ふう…そりゃそうじゃろうな。妾はどこの王か覚えておるか?
琳寧
黄泉の国の…あ、強制的に転送したんですか?
イザナミ
おぉ…一言でよくこんなに正確に理解できたのぉ…
イザナミ
その通り。ついでに魂も元の形に戻してやった
琳寧
元の形って?
イザナミ
ふふ。琳寧は好奇心旺盛じゃな。いいぞ、なんでも教えて…
ピキッ
琳寧
あ
イザナミ
という時間はなさそうじゃな
イザナミ
さて、ならば早くここを出るがよい
イザナミ
もうこっちは大丈夫じゃ。また後でな
琳寧
はい!
スッ
ヴォン
琳寧
うっ、眩しい…
凛音
琳寧!!!!!
真・暁月
琳寧様!ご無事でしたか?この姿になってから琳寧様との繋がりが途切れてしまい、不安で不安でどうにかなりそうで…
琳寧
私は無事だから、そんなに焦らないで…?
凛音
ぶ、無事…ではねぇだろ…
琳寧
え?……あぁ。腕?
琳寧
これなら別になんとも無いよ。そのうち治るし…多分
凛音
多分ってなんだよ
琳寧
でも、本当に痛くないから!!イザナミさんに聞けばすぐに治るし
琳寧
それより、イザナミさんはどうなったの?
真・暁月
あぁ、あの人はあそこで寝てますよ
琳寧
あ、ほんとだ…って暁月、血でベタベタじゃん!
真・暁月
あ、僕自身は無傷で、全く出血はしておりません!
真・暁月
この血は最初の琳寧様のと…♡
真・暁月
あとは全部あの人の返り血です
琳寧
(何したのこの子…)
凛音
(結構グロかったぞ)
凛音
(お前は見ないほうがいいと思う。)
琳寧
えぇ…
琳寧
それでも一応拭いておこうか
真・暁月
あ、僕のことはお構いなく…!
琳寧
だーめ。他の人の血なんてあんまり良いものじゃないでしょ。
真・暁月
((ぜんっぜんそんなことないです!!!!))
琳寧
ほら、顔こっちに向けて?
琳寧
片腕しか使えないけど、許してね
琳寧
あ、“完全顕現”も解除しなきゃ
琳寧
“完全顕現を止め、私の物に戻れ”
パァァァ
暁月
…うぐ…頭が痛い…
琳寧
大丈夫?!
暁月
はい!それと、何故かスッキリしています!!でも先程までの記憶が無くt
凛音
なー琳寧〜、俺も結構頑張った〜!疲れたよぉ〜!
琳寧
はいはい。凛音もありがとね
凛音
ふふん(о´∀`о)
イザナミ
ずいぶん皆から好かれておるな。琳寧よ
琳寧
イザナミさん!!
琳寧
お体の方は…もう動いてもいいんですか?
イザナミ
あぁ、この通り、もう自由に動けるぞ!
ピーピーピー
琳寧
え、なんの音?
魂による、器の略奪が失敗しました。ケース2に移行します。
イザナミ
お?妾の首から音が鳴っているように聞こえるが…
凛音
…まずい
凛音
おいイザナミ、お前の首の後ろに魔術がかけられてる。多分…
自爆するぞ
…え