甘く堕ちていく

・ガロ整はミス勿のBLです ・ガロ整は付き合っている ・同棲中 ・嫉妬あり ・ちょいエロあり ・ちょっと訳分からんくなってるとこもあるかも

隣にいたはずの恋人がいない

鼻歌を歌いながら俺の恋人は朝ごはんの支度をしていた

そんな所もすごく大好きだ

朝起きてから整くんのエプロン姿を見るのは、俺の朝の日課だ

整くんの体は俺の体にすっぽりハマる

とても幸せな日々が続いているけれど 今、整くんはハヤの料理が美味しかった影響で2日に１回ハヤの家に行って習いにいっている

　整くんは俺に美味しいものをたくさん食べさせてあげられるからと毎回嬉しそうに習いに行く

だけどそれに嫉妬してしまう

それから整くんはしばらく考え込んで そして何かを決意したように顔をあげた

そう言われると

なにかやましいことがあるんじゃないかと思ってしまう

本当なのかな

モグモグ

バレンタインの前日である今日、ガロくんにあげるチョコを今まで教えてもらった技術を参考に作っていた

バレンタインに誰かにあげるなんてこと物心ついた頃からなかったので、ハヤさんに教えて貰っている

やっぱりガロくんには美味しいものを食べてもらいたいから

褒められるやっぱり自然と口角があがる

だけど出来栄えは本当に自画自賛出来るほど、上手く出来たと思う

バレンタイン当日の夜

ガチャ

ガロくんは体から空気が抜けたように 脱力していた

僕とガロくんはいわゆるエッチをもうした

だけど最近はシてくれない

だからチョコにもクッキーにも媚薬を入れた

強力な媚薬を使っているからすぐに変化が出ると思う

僕は弱いから 僕とシようなんてこと言えない

最低だ…ただ自分の欲求を埋めたいだけだな…僕は

あー、もう食べちゃうな

ﾋﾟﾀｯ

待って…！それじゃ意味がない

ふぅ大丈夫そうかな

あー〜、我慢するか…

頑張れ！自分！

モグモグ

苦めのチョコにしたはずなのに 媚薬入れただけでこんな変わっちゃうんだ

はあ、暑い

息、整えなくちゃ

ﾂﾝｯ

えっ…何今の声

ガロくんが僕との距離を詰める

ガロくんの吐息が僕の耳に当たって 当たる度に体が反応しそうになる

整くんの首元に指を滑らす

整くんはびっくりしているような顔をして俺を見上げた

だけど少し悔しそうな顔になっていくのを感じた

だけど整くんのことだからそんなすぐにはしないだろう

10分後

まだ整くんは言わない

だけどさっきより完全に顔も体も乱れているから本当に媚薬は効いているんだと思った

ｸﾞｲｯ

ゾクゾク

よく我慢出来たな俺…

モグモグ

チュ

僕たちはそのまま口に残った甘い味と共にベッドに沈んでいった