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エレントくんのデレだーーーー!!きゃーーーー!!!!! 頭ぶん殴って何するつもりなの!!パーティー会場にでも連れて行って自主規制するつもりなの!!?
おいおい急にガラッとシリアスになるじゃあねぇかぁ
何をする気!!!!!!!!????!!??!!???!!!!??!!??
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※このお話は、 第5話 10/4 エレント生誕祭①「最低なモーニングコール兄妹でするな」 第6話 10/4 エレント生誕祭②「※彼は心臓の入った袋を持ってデパートに来ています。」 の続きとなっております。 第5話、第6話を閲覧してから、こちらをお読みになる事をおすすめいたします。
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デパートを出た時には、既に日は暮れ、肌寒さを感じる夜になっていた。
が、元々厚着なので特に気にすることもなく、いつものBARに行くためタクシーを呼ぶ。
一台のタクシーを捕まえ、車内に乗り込む。
窓の外で流れていく 夜景の流星群を眺めて、
何を言うでもなく 何を思うでもなく
都内の大通りを駆け抜けていくタクシーに身を任せ着くのを待つ。
道路を右折したところで、ふと頭に浮かんできたのは
何処を探しても一人しかいない、 最愛の兄だった。
前々から知らされてはいたものの、遠征調査と自分の誕生日の日が被られると、こんな俺でも憚られるところがある。
確か明日、明後日には帰ってくるとは言っていた。
だが、兄貴が務める研究所は異常生物を取り扱う、いつ死んでもおかしくないような場所。
エレント
タクシーから降り、目的地の前まで来た。
ここが俺の行きつけのBAR 「BARラケルタェ」
外装にピンクのライトを使っているが、決してピンクなBARではない。
決して。
そんなことはさておき、俺は店の木製ドアに付いている金のドアノブに手をかけた。
押し開けると同時に、カランコロン と鐘の音が小さく鳴った。
あぁ、いつもの場所だ。 心の中で安堵する。
エレント
エレント
耀太
耀太
エレント
耀太
耀太
エレント
耀太
グラスに入ったネグローニを少量口に入れてから、目の前のバーテンさんに話しかける。
エレント
耀太
エレント
耀太
エレント
エレント
耀太
エレント
エレント
耀太
エレント
耀太
エレント
耀太
耀太
耀太
エレント
エレント
耀太
耀太
エレント
耀太
耀太
エレント
耀太
エレント
エレント
耀太
耀太
エレント
〜数分後〜
エレント
シャーッ…
エレント
音のする方に目を向けると、『スノーサローノ』というカクテルが、バーカウンターテーブルの上を滑ってきた。
よく見るグラスを滑らすやつらしい。 生で見れるとは思わなかったので、少し感動している。
耀太
耀太
少し離れた所でバーテンさんが言う。 そして、バーテンさんの前にいる、色んな色の混ざった白い髪をしたお客兼「こちらのお客様」が頬杖をついてこちらを見ている。
…って、お前店長じゃないのか。 悠々と席に座って何をしているんだ。
ナティーニ
心を読むな。
エレント
ナティーニ
ナティーニ
エレント
ナティーニ
と、いうわけで、 ここのBARの店長兼俺の幼馴染のナティーニが隣に座り、2人で飲むことになった。
ナティーニ
エレント
ナティーニ
耀太
エレント
ナティーニ
ナティーニ
ナティーニ
ナティーニ
エレント
エレント
ナティーニ
エレント
ナティーニ
そんな事を言いつつ、彼女の表情は穏やかなものだったのを覚えている。
耀太
エレント
夜は前より深くなり、午後9時頃。
とりあえず言われた通りの目標は達成したが
もう家に帰ってもいいのだろうか。
そう思い、スマホを取り出し、何か他に情報が来てないか確認する事にした。
エレント
確認したところ、特に僧兄妹からも、金崎さん達からも連絡はない。
もうお祝いは終わりなのかもしれない。
疲れたという感情と、もう終わってしまうのかという感情が心の中で渦巻く中、メッセージ画面を閉じ
ようと思ったのだが、良いのか悪いのか分からないタイミングで、よりによってアイツからメッセージが来た。
エレント
凄く不愉快だが仕方がない。 俺は通知を押して、アイツとのトーク画面を開いた。
Aeze
Elent
Aeze
Elent
Aeze
Aeze
Aeze
Elent
Aeze
Elent
Aeze
Elent
Aeze
Elent
Aeze
Aeze
エレント
エレント
ガンッッ
なにかの金属で頭を殴られた感覚と共に
俺の意識はそこで途絶えた。