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夏月
母親
男
父親がいないのをいいことに、俺をこき使う。
そして、自分達はイチャついている。
夏月
そう考えるも、父親がいつ帰宅するのかなんて、全く分からない。
母親
夏月
俺は舌打ちして腹立ちながらも、料理を作っていった。
扉を開けて部屋に戻る。
夏月
バタッ
二人はクローゼットの中から飛び出してきた。
ゾム
ショッピ
夏月
俺に抱き着く二人の頭を優しく撫でる。
二人は嬉しそうな顔を浮かべた。
ゾム
ショッピ
夏月
ショッピの言葉に素っ気無く返す。
俺の性格上、優しく返すなんて出来ない。
ゾム
ショッピ
夏月
わしゃわしゃと頭を撫でる。
夏月
夏月
そう思考を巡らせているとき、玄関からの二度目の開ける音が聞こえた。
…父親が帰ってきた、そう確信した。
夏月
ゾム
ショッピ
俺は部屋を出て、リビングに向かった。
父親
母親
夏月
父親が帰ってきた。
母親も男も、父親が帰ってくるなんて思っていなかったのだろう。
父親
父親
父親は困惑した様子を隠せていなかった。
夏月
夏月
夏月
俺は袖を捲って、怪我の痕を見せた。
殴られた痕や煙草の痕、切り傷…全部父親に見せた。
母親
男
父親
父親は握りしめた手を震わせた。
父親
母親
父親
夏月
父親は物を投げながら、取り敢えず男を追い出した。
母親には、離婚届けを突き出していた。
父親
母親
母親の手元にそんな多額の金は無いのだろう。
この家の稼ぎ者は父親だ、だから母親の手元に金は多くない。
夏月
夏月
そう思い、冷蔵庫に向かった。