コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
これは友人から聞いた話です
あれは中学生の頃でした
私と友人は一時期はまっていたことがありました
それはどこの通学路から行けば学校に早く行けるのか調べる というものでした
その探求心のせいで友人はあんな体験をする事になったのです
私たちが住んでいた街は比較的田舎の方でした
ですが、まだまだ通ったことのない道はたくさんありました
その日、友人は
「今日はあの細い道から行ってみよ!」
と、言っていました
あの細い道
それは商店街を抜けた先にあるいわゆる路地裏というものでした
しかし私はその日熱を出してしまい
今日は行けない
と伝えました
友人は
「わかった!じゃあ私が調べて来るね!」
私はあの時止めるべきだったのかもしれません
友人は走って行ってしまいました
そしてその日、友人は学校に来てないと連絡が来ました
私は心配になり、友人の携帯に電話しましたが繋がりませんでした
私は重たい体を動かしてあの路地裏に行ってみることにしました
路地裏に着くとそこには友人の鞄が置いてありました
私は路地裏を覗いてみると
そこには倒れている友人の姿がありました
友人は2、3日したらすっかり元気になりました
そこで、私はあの日の事を聞いてみる事にしたんです
あの日、何があったの?
すると友人は顔を真っ青にして
「学校に行こうと思ってあの路地裏を通ったら…」
「人間とは思えないほど体が細い女が私をじっと見てたの」
その女は路地裏に入った先にあるさらに細い隙間に入っていたのだと言います
まるで
誰かを勧誘するように
蝋燭