一瞬何が起きたか分からなくて
頭の中が真っ白になる
__
……シャオロン
__
シャオロンっ!!
何があったか状況をなんとか理解すると
俺は久しぶりにその場所を立ち上がり
急いでそこに駆けつけると__
そのまま、落ちた。
__
シャオロンっ、!!
sho
__うつ……!
俺はシャオロンの手をつかんだ
そして__
満天の星空の中
静かに、___
「右付近に敵陰あり。」
「頼めるか?うつ、シャオロン。」
sho
sho
こっちや!
ut
おう…!!
ut
ut
シャオロン…!!後ろっ!!
sho
………え…
ザシュッ
sho
sho
sho
う………つ?
sho
うつ…、っ
…うつ…っ!!
__
…………ん…?
気が付くとそこはいつもの俺の定位置。
隣には濡れているシャオロンが寝ている。
__
大丈夫か…!?シャオロンっ!
そう言いシャオロンの体を揺さぶろうとするが
__
__
…………ッ
その手はシャオロンの体を触ることは出来なかった。
その時、シャオロンがゆっくり首をあげた。
sho
ん………?
俺は存在を認知して貰うために声を張り上げて名前を呼ぶ。
__
シャオロン…!!
…………
しかしその声はもう、届きはしない
sho
あれ……なんで俺こんな所で……
sho
sho
うわっ…なんか濡れてるし……
sho
さむっ……はやく軍に帰ろ……
そう言うとシャオロンは鼻水をすすりながら走って何処かへ行った。
__
__
シャオロン………っ、
またな……。
この胸が苦しくなるような痛さが 辛くて痛いから
俺はまた、眠りについた。
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