束縛系彼氏

いつからだろう

何時に行くのか、何処に行くのか、誰と行くのか、何時に帰ってくるのかをしっかりと言わないといけない。

これ以上怒らせると何されるか分からない… 電話に出ることにした。

声が震える

ブチッツーツーツー と音がし、電話が切られた。 身体が震える。

凪がこうなってしまったのは俺も悪かった…だが

最初は俺達も普通のカップルだった。 キスをして、一緒に寝て、そういう行為もして幸せだったんだ。

その時の凪は見たこともないくらい怖かった。

過去

ドンッ

ギリッ

凪は何かを思いついたようにニヤッと笑った。 俺は背筋が凍るのを感じた。

凪は俺の前髪をガシッと掴み引っ張った。

凪は顔を歪め、強く俺の前髪を引っ張った。

凪は満足そうな顔をして、俺の前髪から手を離した。 良い子っといい俺を抱きしめる凪はいつもは嬉しいはずなのにその時は何故か少し怖かった。