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tg.
俺はいつものように玄関にある写真立てに挨拶する
tg.
憂鬱な1日が今日も始まる
俺の弟は去年、他界した
交通事故だった
まだ4歳だった
俺の不注意で道路に飛び出して、そのまま即死だった
だから俺が非難されるのは当然だ
バシャッ
tg.
今日もいつもと同じように、水を掛けられる
掛けられて、更衣室で着替える
こんなことが毎日続く
ak.
mz.
tg.
すれ違う度に嫌味を言われることも慣れた
いや、慣れようとしてた
自分が傷つかないように
学校にいるのは辛くて
ホームルームが終わったらすぐ学校を出る
パーカーのフードを被って
ヘッドホンをつけながら
帰り道を急ぐ
tg.
返事のない挨拶をした後は
部屋に帰って
仕事の為の服に着替える
そして朝と同じことを繰り返して
また出発する
tg.
仕事場であるゲーム会社に着いたら
“幹部席”と書かれている所に座る
tg.
tg.
tg.
tg.
tg.
tg.
帰る時はいつもこんな緩い感じで帰る
俺の日常はこんな感じだった
あの日までは