この広い空の下
たくさんの人々が行き交う
運命なんて信じない俺が
初めて運命を信じてみようと思った
結城
結城
雲一つない晴天
結城
ゆっくりと息を吐く
初めてデートをした日
初めて手を繋いだ日
初めて同棲した日
初めて両親に紹介した日
結城
パズルのピースみたいに一つ一つ君で埋め尽くされている
結城
結城
絶対に泣かないと決めていたのに
目から涙がこぼれ落ちる
当たり前に隣にいた君
いなくなって初めて大切さに気づくなんて
遅すぎるよな
千夏
千夏
声が聴こえて振り返るとそこには君は居なくて
でも確かに君の声で
結城
自分のことを後回しにする君を、一人の人として尊敬していた
僕は誇らしかった。自分には無いものを持っていたから
美々
美々
結城
今の僕も君と同じことをするよ
だから最後のお願いを聞いてくれるかい?
千夏…
君の痛みも喜びも悲しみも全て丸ごと受け止めるから
永遠に僕を愛していて下さい
結城
結城