私には、好きな人がいる
名前も知らない他クラスの男の子
どこかミステリアスな雰囲気に一目惚れした
先生
ハルナ
友達
友達
ハルナ
彼は、誰とまわるんだろうか
女の子がいたらどうしよう
友達
ハルナ
ハルナ
友達
ハルナ
女子
友達
女子
友達
ハルナ
彼を誘いたい
無理、だろうけど
当日
先生
皆が一斉に歩き始めた
ハルナ
友達
友達
ハルナ
友達
???
ハルナ
ハルナ
目的地に向かっていると
意中の彼が歩いていた
ハルナ
ハルナ
彼は一人でまわっているようだった
ハルナ
ハルナ
友達
ハルナ
友達
ハルナ
友達
友達
ハルナ
ハルナ
友達が背を向けると
私は彼に話しかけた
ハルナ
???
???
???
首を傾げる彼
私は何も言えずにただただ頷いた
???
ハルナ
???
???
ハルナ
どんどん掠れていく声
彼の顔も見れない
???
???
突然の笑い声にビックリして顔をあげる
ハルナ
ハルナ
???
ハルナ
ハルナ
???
ハルナ
???
ハルナ
ハルナ
???
コウ…バレないように心の中で何度も呟く
素敵な名前だ
コウ
コウ
ハルナ
コウ
ハルナ
私は、決めた
最後に恋寺で告白をする
ハルナ
コウ
ハルナ
コウ
ハルナ
ハルナ
自主研修も残り僅か
いよいよ緊張の時がやってきた
コウ
コウ
ハルナ
ハルナ
コウ
コウ
少し困ったような顔をした
どうしてだろうか
ハルナ
コウ
コウ
コウ
私はこの時緊張のあまり
彼の悲しそうな顔に気づいていなかった
ハルナ
ハルナ
境内に入った瞬間
ハルナ
コウ
コウ
彼の身体が透け始めたのだ
コウ
コウ
ハルナ
コウ
コウ
ハルナ
ハルナ
コウ
コウ
ハルナ
コウ
コウ
ハルナ
コウ
コウ
ハルナ
か細い声しか出てこない
そんな私の頭を撫でるかのように手を伸ばした
その手すら残酷な事に頭に触れる事は無かった
コウ
ハルナ
ハルナ
勇気を振り絞る
もうあまり見えない大好きな人に向けて
コウ
コウ
「ごめんね」
その言葉を最後に消えていった
友達
ハルナ
友達
ハルナ
ハルナ
友達
先生
友達
ハルナ
コウ君の事、好きな気持ちに変わりはない
きっとこれからも暫くは引きずるだろう
でも、後悔なんかしていない
彼を…優しい幽霊を好きになれて良かった
コメント
19件
コウ君の言葉や地文の意味、理由に感動。 それ表現の仕方、最後の終わり方に惹かれますね…。 幽霊、その実態から出る雰囲気、 幽霊なため食べ物を買うことも食べることも許されず、 誰かと何かを願うことも出来ない、そんな哀しい幽霊と幽霊に恋し焦がれてしまった女の子、その2人の話というアイデアも凄い。 それを表現出来るのも凄い。 そもそもこの作品が凄い…!!!! 参加、ありがとうございます!
それは低気圧のせいさん ナルホド(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。) ずっとなんていったんだろう??って考えてました
コウくんの言った「俺が…の?」は「俺が見えるの?」 八ツ橋を食べなかったのは幽霊だったから ってことか… 凄いですね👀