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永世のダリア

第1話 - 永世のダリア第1話

2020年03月16日

#学園

#ファンタジー

#永世のダリア

#初投稿

#必読

#自信作

⿴⿻⿸千柳羽⿴⿻⿸

この物語は、紀元前の遥か昔の物語。ルチエ2473。遥か昔の人間は年をルチエ〇〇と呼んでいた。地球は温暖化に悩まされていた。地球は近未来的な星となり、人口も現在の120倍程に増えていた。

ディアナ

ここが、ローゼ国立学園...

ディアナ

(見渡す)

ディアナ

(噂には聞いていたけれど、こんなに広いのね...)

従業員ロボット

(成人男性の姿をしたロボット)
こちラへ、お進ミくだサい。

ディアナ

(言われた通り指示に従い進む。)

ディアナ

ここは...運動場！？
(室内だが奥の壁が見えない程広い。)

ディアナ

(流石、戦闘時に困らないだけあるわ。)

ディアナ

(私の｢刃属性｣が上手く使えそうね。)

ルチエ2417に人間にはファンタジーな魔法のようなエネルギーがある事が分かっている。そのエネルギーは特殊な光を浴びると発動する。人々はそのエネルギーを｢リヒト｣特殊な光を｢クルィーロ｣と呼んでいた。

従業員ロボット

こちラへ、お並ビくだサい。

ディアナ

(言われた通りならぶ。
広過ぎる運動場には10万程の少年少女達がならんでいる。)

世界は地球温暖化を阻止する為、人口を減らす事を決定した。｢人口低下計画｣と言う。後に｢永世のダリア｣と呼ばれる事になる。この人口低下計画は中学~高校の間に行われる。クルィーロの管理や学校への指示は人口低下計画を考案した｢カネェーチヌイ｣という団体がしている。世界はこの団体を中心に動く様になっていた。リヒトを発動して同学年と殺し合うのだ。最終的に残れるのは学年でたった1人だけ。最終的に残れた物は卒業し、世界を救ったとして｢エスペランサ｣と呼ばれ、称えられる。

ディアナ

(希求の天才少女も来ているのかしら。黒鳥のガブリエルと白鳥のシャーロットも気になるわ。)

全国民に1回、11歳の時リヒトをお試しに発動する事が出来る。人それぞれリヒトを発動した時の能力違う。先代のエスペランサで例えると、｢氷属性｣の者がいる。氷を操れるのだ。その属性を確認する為、リヒトの発動を試す事ができる。そして、この時代。｢改造人間｣という人間が人口の3分の1を締めている。改造人間というのは、例えるところ、猫と人間が合わさった生物だ。知能は人間。能力は猫というリヒトを発動しなくとも強い人間。そのもの達は｢〇〇族｣と呼ばれる。(例....猫族) 大抵は生物の改造人間で、生物外との改造人間は製造が難しい。今期生はかなり強いそうだ。その中でも、一際強いと思われる少女がいる。マリオネット・カルサーヴィナ実験体0925 初めて生物外の改造人間として成功した者。普通の人間とは比べ物にならない程の知性と記憶力、そして戦闘力を持つ。属性は｢電気｣｢機械族｣地球温暖化を止める為、沢山の人口を減らしてくれるだろうと、沢山の期待を背負っている。彼女の名は世界中に知れ渡っており、その名を知らない者の方が珍しい程。皆は彼女をこう呼ぶ。｢希求の天才少女｣と。

副校長

皆さん、静かに!!!!
(ざわめいていた運動場が静まる。)

副校長

えー。
それではこれから、第34回入試試験を始める。
最初に校長先生のお言葉です。

校長

皆の者、良くぞここまで来てくれた。来るにはかなり勇気がいることであったろう。

私の話を聞くのが最初で最期になる者もいる。
だが、人数が減ることで人類が、地球が救われる。
一緒に学校生活を送っていく中で、友情が芽生えるかもしれない。愛が芽生えるかもしれない。だが。君達がここにいる時点で、優先すべきは地球だ。その事を、よく、心得て置くように。
特に今年は強力な者が多いと聞いている。期待しているぞ。

人類の未来に栄光を。

少年少女全員

人類の未来に栄光を。