キミのとなり

（ ru が mg の所へ走り抱き着く ）

ずっと信じてる 。

- 過去 -

がちゃ

（ ru が笑い mg も笑う ）

俺が誰よりも君の隣に居るということ 。

君の言葉も 。

全部全部 、信じてる 。

- 現在 -

がちゃ

（ ru が座り mg も座る ）

（ ru がジャ〇プを読むのを止める ）

嫌な気がした。 いや、今までのは違う何かを感じた。

（ mg が写真を見せる ）

めめ 、好きな人いたの ＿＿ ？ なんで俺 、そんなことも知らないんだろう ＿

そんなの 、 俺たちだってしてるじゃん 、 相談だってお互いしてるしお互い頼ってるし気遣いあってるし 、

“ やっぱらうーると気合うわ ”

“ まじでらうーるが彼女だったら良いのに ”

俺が信じてた言葉はなんだったの …

なんでよ ＿ 今までなら告白されておっけーしても 「 この子とは続かないかも 」とか言ってすぐ別れてたじゃん ＿ ねぇ 、めめ 、

あれ俺泣いてた …

もう 、ここまできたら ＿

どんっ

（ ru が mg を押し倒す ）

（ ru が mg の唇に触れる ）

（ ru が mg から離れる ）

（ ru が荷物を持ち立ち上がる ）

（ mg が立ち上がる ）

（ mg が ru の手首を掴む ）

（ ru が mg の手を振り払う ）

このまま涙が溢れる前に 、 その溢れた涙を好きな人に見られる前に 、

あーもう 、 涙止まんないって 、、

今までもそうだった 。 めめの彼女はめめの誰にでも優しい性格に惹かれて 、 平等な愛を自分だけだと思って 勘違いしてめめのことを好きになって 、 めめは傷つけられない性格だからおっけーしても 結局彼女はめめからの愛を感じられなくて 自分から振って傷ついて 。

俺もわかってたはず 、いや 俺がいちばんわかってたはずなのにな ＿ なんで俺がいちばん痛い目にあってるんだろ ＿ 笑

がちゃ

俺はそう言い残し もう一生来ないであろうめめの家を出て家に帰った。

今まで一緒に帰ってたこの道も

今の俺独りで歩いたら辛い 。

息苦しくて 、冷たい空気で 、日差しが眩しすぎて 。

なんでこんなことになっちゃったんだろう ＿

今までいちばん楽しい場所だった君の隣も

これからは息苦しい場所になって

きっともう君の隣に返り咲くことはないだろう 。