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ドンドンドンドンッ
ht
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ドンッ…ドンッ……
ht
俺は何分間ここに居る?
ずっとシャオちゃん家の前に立って…、扉を叩いて、大声を出して…
疲れてきた…もう、喉カラカラ…
手も痛い…
ht
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自然と涙が溢れてきた。
シャオちゃんは、今まで俺が泣いていたら直ぐに近寄ってきてくれた。
でも、今は違う。
ht
sho
さっきから、ひとらんの声、扉を叩く音が聞こえてくる。
sho
今まではひとらんが泣いていたら直ぐに慰めに行っていた。
でも…、今は関係ない。
俺はもう、タヒぬから。
sho
sho
俺は持っていた包丁を手首の脈辺りに当て、力を入れた。
ザクッ!
ht
やばい…、体力が…
叫びながら扉を叩くなんて…、そうそう無いよ…。
俺は、疲れたから「少し休もう。」と思い、その場にしゃがんだ。
ht
その時、
バタッ
ht
へ…?何の音?
シャオちゃん家の中から…?
ht
ht
シャオちゃん…、自,殺?
ガチャガチャガチャ…
ht
ht
どうすればどうすればどうすればどうすればどうすれば…!!
「ひとらん!」
ht
「ひとらんは泣いてるより笑ってた方がいいよ?ね!」
ht
小さい頃のシャオちゃんの姿が鮮明に思い出される。
「だいじょーぶ!これ、お守りね!」
シャオちゃんが言うお守りって…なんだっ、け?
…あ、
ht
シャオちゃんから貰った、俺とシャオちゃんが写っている写真。
写真のシャオちゃんは笑っていたはずなのに…、血だらけで見えなくなっていた。
ht
ht
ht
俺はシャオちゃん家の庭へとまわった。
ここの庭で何度遊んだことか…
俺は昔の事を思い出し、庭から入れる扉を探した。
ht
ht
この扉だ…!
ht
ガチャッ
ht
2階、かな。
ダッダッダッダッダッ…
ガチャッ!
ht
ht
ht
目の前には、血だらけのシャオちゃん。
恐らく手首を包丁で刺したのだろう。
傷は深い。
今すぐにでも救急車を呼ばないと…っ、
ht
俺は辺りを見渡し、シャオちゃんのスマホを探した。でも、どこにも無い。
ht
ピーポーピーポー
ht
コメント
6件
え、なぜ救急車の音が...誰が見てた⁇それか子供の時の自分がかけた⁇(シャオちゃんの子供の時ね)