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零
独り、ため息をつく
その音はどこか切なく
寂しい音をしていた
「大丈夫?」
誰かが声をかけてきた。
これが、私の人生の変わり目だった。
ふと上を見あげた
その人は、とても綺麗だった。
言葉で表せないくらいに
「綺麗……」
ポツリ、呟いた。
その人は驚いたような顔をして言ったんだ。
「痣だらけ……大丈夫?」
初めてだった
学校で私のことを気にかけてくれる人は
思ったんだ。
神はいなくても
一人でいても
世界中のどこかには、自分を気にかけてくれる人はいる
灰色の世界に色がついた様だった。
気づけば全てを打ち明けていた。
新学期
零
先生
先生
零
会話は、得意ではなかった
その時から既に始まっていた。
「 虐待 」
先生
先生
零
先生
零
水着を着終えて
いじめ1
いじめ2
いじめ3
いじめ1
いじめ2
いじめ3
零
いじめ1
パシャハシャ
零
零
いじめ1
いじめ2
零
痣に痛みが染みる
いじめ1
零
ゴポポポポポ
零
いじめ1
零
いじめ2
いじめ3
いじめ1
いじめ2
零
なんでそんなことで笑えるの?
なんで人が苦しむ様子を見て嘲笑っているの?
なんで…なんで?