秋
ここだよ!
莉緒
すごく雰囲気のいい所だね!
快
いらっしゃい
快
女の子の方は初めましてかな?
莉緒
初めまして!莉緒です!
快
初めまして、快です
快
ここの店長してます、よろしくね
莉緒
はい!
秋
莉緒ちゃん何飲む?
莉緒
ビール飲みたいな
秋
えっ!莉緒ちゃんビール飲むの!?
快
わかる、ちょっと意外
莉緒
え、変でしたか?
秋
いやいや!
快
カシオレとか飲むのかなって勝手に思ってたから
秋
そう!ギャップだなって
快
俺はかわいい顔してビール飲む子とか大好物だからね
莉緒
大好物・・?
秋
おい快!狙うなよ!
快
わかってるって
秋
ほんとかよ・・
莉緒
2人ともすごく仲良しなんですね!
快
幼馴染だからね
莉緒
あっ、そうだったんですね!
秋
そうそう!小学校からの仲だよ
秋
ちなみに蓮もだよ!
莉緒
蓮くんもなんだ!皆んな同い年?
秋
俺と蓮だけ同い年!
快
俺は、2人の1歳上だよ
莉緒
そうなんですね!
快
てか、秋は何飲む?
秋
俺ハイボール!
秋
快も飲もうよ!
快
じゃあ俺もハイボール貰おうかな
乾杯
快
今日は蓮はいっしょじゃないんだな
秋
今日はデートだから、呼んでない!
莉緒
デート・・
秋
あれ、デートだと思ってたの俺だけだった?
少し悲しそうにこちらを見つめてくる秋くんに、また少し惹かれた
快
莉緒ちゃん、嫌なら嫌って言っていいんだよ
莉緒
そんなことはないです!
秋
良かった!
快
莉緒ちゃんは優しいな
秋
快、うるさい
快
そういえば、莉緒ちゃんは飲み屋の子なの?
莉緒
はい!まだ始めたばかりですけど・・
快
そっか
快
おい秋、お前が誘ったんだしお前が気をつけてやれよ
秋
わかってるって
莉緒
気をつける?
快
うん、飲み屋は客商売だし
快
同業者も足を引っ張ろうとしてくる奴も多いからね
莉緒
なるほど・・?
秋
どこで、誰に見られてるかわかんないし
秋
変な噂を流そうとする奴も多いから、気をつけなきゃなんだよ
莉緒
そうなんだ、知らなかった・・
快
まぁ、ここは大丈夫だよ!会員制だしね
秋
だから、俺も蓮もよくここにくるんだよ!
秋
快もいるしね
快
莉緒ちゃんなら、これからいつでも大歓迎だよ
莉緒
ありがとうございます!
それから1時間ほど飲んだ時
快
いらっしゃい・・って
快
蓮かよ
蓮
なんだよ、俺じゃ悪いかよ
秋
蓮!
蓮
秋?
莉緒
こんばんは・・
蓮
え、莉緒ちゃん?
秋
蓮もいっしょに飲もうよ!
秋
あ、莉緒ちゃんが良かったらだけど・・
莉緒
全然大丈夫だよ!
快
じゃあ蓮もこっち座って
秋
てか蓮、店は?
蓮
俺先週休み無かったから、今日休みなんだよ
秋
なるほどね!
秋くんの携帯に着信が入った
秋
あっ、ごめん電話!
秋
ちょっと飲んでて!
秋くんが出ていって、少し気まずい空気が残った
快
秋は、相変わらず騒々しいな
蓮
なぁ・・
莉緒
うん?
蓮
なんで秋といるの?
莉緒
今日秋くんがご飯誘ってくれて、流れでお酒飲むことになりました!
快
秋はデートとか言ってたけどな
蓮
ふーん・・
蓮
てか快、お酒ちょうだい
快
あぁ、忘れてた
快
ハイボールでいいよな
蓮
なんでだよ、俺ビールがいい
快
注文が多い奴だな・・
蓮
ビールしか言ってないだろ!
莉緒
ふふっ
蓮
え・・
莉緒
あっ、ごめんなさい
莉緒
2人のやりとりが面白くて!
蓮
いや、笑ってるとこしっかり見るの初めてだから・・
莉緒
え、それだと私が全然笑わない子みたいじゃないですか・・
蓮
そう言うわけじゃなくてっ!
莉緒
冗談ですよ!
蓮
ほんとに笑わない子って思ってたわけじゃないから!
莉緒
それなら良かったです!
快
お待たせ、蓮のハイボール!
蓮
おい!ビールだって言ったのに
快
文句言うなよ、せっかく作ったのに
蓮
職務怠慢だな・・
莉緒
2人とも面白いですね!
蓮
なんで敬語?
快
確かに、秋にはタメ口なのに
莉緒
それは・・
快
全然タメ口でいいよ
蓮
うん、その方が堅苦しくないし
莉緒
わかった!タメ口で話すね
蓮
そっちの方がいいよ
蓮くんが、ほんの少し優しく笑った
蓮くんもこんなふうに笑うんだ
快
てか秋遅いな
快
蓮も交えて乾杯したいのに
蓮
先に飲んでていいだろ
莉緒
秋くんも、飲んでてって言ってたし大丈夫じゃないかな
快
それもそうだな
それから10分程して秋くんが戻ってきた
秋
ごめん!
秋
莉緒ちゃん、俺帰らなきゃいけなくなった!
莉緒
えっ、大丈夫?
秋
うん、俺から誘ったのにごめんね
莉緒
私は全然大丈夫だよ!
秋
今なら送っていけるけど、いっしょに帰る?
快
えぇ、莉緒ちゃんまで連れて帰るのかよ
蓮
俺が送るよ
秋
え、なんで蓮が?
蓮
莉緒ちゃんがいいならだけど・・
莉緒
じゃあ私はもう少し残ろうかな!
快
いぇーい、飲も飲も
秋
わかった、莉緒ちゃんごめんね!
秋
蓮よろしくな
蓮
おう、気をつけて帰れよ
莉緒
気をつけてね!ご飯ごちそうさまでした!
秋
うん!また遊ぼうね!
秋くんは慌てた様子で、店を出ていった
快
自分から莉緒ちゃんのこと誘ったのにな
莉緒
私は全然大丈夫ですよ!
快
良い子すぎる・・
快
莉緒ちゃん、彼氏とかいないの?
莉緒
いないよ!
快
そっか、まぁ彼氏いたら秋と2人で出ないか!
莉緒
2人はどうなの?
快
俺は、作らない主義だな
蓮
モテないだけだろ
快
おい!言うなよ
快
蓮だって、ここ2年くらい彼女いないくせに
莉緒
2人ともかっこいいからモテそうなのに・・
蓮
えっ・・
快
嬉しいこと言ってくれるね
蓮
莉緒ちゃんって、どんな人がタイプ?
莉緒
えぇ・・難しいな
莉緒
強いて言うなら、年上で引っ張ってくれる人かな
蓮
ふーん
快
蓮、莉緒ちゃんの年上で良かったな
蓮
別に・・
莉緒
冷たいなぁ
快
照れてるだけだよ
蓮
快、だまれ
それからは3人でゆったり話しながら、お酒を飲んだ
気づいたら日付も回って、閉店の時間になっていた
快
やば、もう3時だ
快
そろそろ閉めるよ
蓮
帰るか、莉緒ちゃん家どこ?
蓮
送るよ
莉緒
A町に住んでるよ!
莉緒
蓮くんは?
蓮
俺、F町
莉緒
えぇっ、遠いしいいよ!
莉緒
自分で帰れるよ!
快
危ないし送ってもらいなよ
莉緒
良いの・・?
蓮
うん、もうちょっと話したいし
莉緒
じゃあ、お願いします!
快
2人とも気をつけてね
快
莉緒ちゃん、また来てね!
莉緒
うん!ごちそうさまでした!
蓮
また来るわ
快
2人ともありがとね
蓮くんと、快くんの店を後にした
タクシーが見つからず、酔い覚ましに少し歩くことにした
莉緒
蓮くん、ごめんね
蓮
全然いいよ
蓮
・・・
蓮
てかさ、急なんだけど
莉緒
うん?
蓮
秋のこと好きなの・・?
莉緒
えっ
莉緒
今は・・まだ分かんないかな
莉緒
でも、今日誘ってもらえたのは嬉しかったし
莉緒
優しいなって思ってるよ
蓮
そっか
蓮
今度さ・・
蓮
またいっしょに快の店行かない?
莉緒
行きたい!快さんも話しやすくて良い人だよね!
蓮
うん、昔からだよ
莉緒
秋くんだ
蓮
・・・
蓮
なんて?
莉緒
ごめんねって、お詫びに今度ご飯奢ってくれるって!
蓮
ふーん
蓮
行くの?
莉緒
まぁ、休みが合えばだね!
蓮
そっか
莉緒
あっ!蓮くん!タクシーきたよ
莉緒
これ乗っちゃお!
蓮くんの曇った表情に気づかないまま、タクシーに乗車した
莉緒
ここで大丈夫だよ!
莉緒
タクシー代、せめて半分払わせて!
蓮
いらないって!
莉緒
ここから蓮くんの家まで遠いのに悪いよ・・
蓮
じゃあ、また快の店着いてきて
莉緒
勿論だよ!
蓮
じゃあそれでいい!
莉緒
えぇ、ありがとう・・
蓮
良いよ
蓮
じゃあ、また
莉緒
うん!ほんとにありがとう
蓮
おやすみ
タクシーの扉が閉まる直前
蓮
・・には気・・けて
莉緒
えっ、なんて・・
莉緒
行っちゃった、蓮くん最後なんて言ったんだろう・・
莉緒
蓮くんって、ちゃんと話してみると優しい人なんだな
蓮くんへの印象と、秋くんへの気持ちがほんの少し変わった日だった
莉緒
ただいまぁ・・
莉緒
まま、流石にもう寝てるか
莉緒
秋くんから連絡きてたっけ・・
秋
莉緒ちゃん、今日はほんとごめんね!
秋
ちゃんと帰れてる?
今度お詫びにご飯奢らせて欲しい!
今度お詫びにご飯奢らせて欲しい!
莉緒
今帰ったよ!
全然大丈夫だよ、気にしないで!
全然大丈夫だよ、気にしないで!
莉緒
今日、ご飯ごちそうさまでした!
ちょうど蓮くんからもLINEが入った
蓮
今日話せて楽しかった
莉緒
私もだよ!
送ってくれてありがとう!
送ってくれてありがとう!
蓮
蓮
来週の休みって何してる?
莉緒
特に何も予定は入ってないよ!
蓮
じゃあさ
蓮
蓮
良かったら、快の店行かない?
莉緒
良いよ!
私もまた行きたいって思ってたから!
私もまた行きたいって思ってたから!
蓮
良かった、じゃあまた来週
莉緒
うん!おやすみ
蓮
おやすみ
莉緒
蓮くんと遊ぶ約束しちゃった・・
莉緒
最初はこんなに仲良くなれるなんて思ってなかったな
莉緒
ちょっと楽しみだな・・
来週の日曜日を楽しみに、ベッドに入った






