S
では、役職を──
鈴太
ちょっと待てよっ...
Sの言葉を鈴太が遮る
S
何?
遮られたのを不機嫌そうに返事をする
鈴太
こんなゲームやって何が楽しいんだ!
柚葉
そうだよ!
柚葉
こんなことやったところで何の意味もない!
S
...
その瞬間、Sはショックを受けたように一瞬固まり、下を向いた
S
...まれ......
鈴太
は?
S
黙れ黙れ黙れ!!
Sの剣幕にその場の全員が固まる
S
お前らに何がわかる...
S
俺だって俺なりに考えてるんだよ...
S
守りたいもののためにっ!
鈴太
ヴッ...
癇癪を起こしたSは、どこからかナイフを取り出し、鈴太の心臓を突いた
柚葉
っ...!
美果
きゃぁぁぁ!!
S
ああああああっ!!!
Sは暴れだして、美果、柚葉、美麗と殺していった
祐希
(殺されるっ...!)
祐希がそう思ったとき...
祐希の体は後ろへ倒れ込み、祐希は頭を打った
Sが祐希に倒れかかったのだ──
祐希
俺が覚えているのはここまでだ
優馬
そっか、ありがとう
祐希
...じゃあ...行くか?次
優馬
...そうだね
部屋を出ようとしたとき、記憶の中で鈴太が言ったことが脳内再生された
俺は思わずその言葉を呟いた
優馬
『このゲームは死ぬ人は決められている』...?
祐希
優馬、どうした?
優馬
いや、なんでもない
そのまま俺達はその部屋を後にした
?
...おい、そうなのか?
S
何が?
?
さっき優馬が呟いたことだ
?
『このゲームは死ぬ人は決められている』って...
S
さあね
S
俺はそれぞれのゲームで確実に人を殺したいだけだし
?
...お前、本当にこれでいいと思ってんのか?
S
さあ?
?
1つだけ言っておく
?
このゲームは"お前ら"が思うようには動いてないから
S
...何が言いたいの?
?
そのまんまの意味だ
S
まあいいよ、どうなったって
S
俺は"彼女"さえ守れればそれでいいしね
?
...このまま続けていると、守りたいものすらも壊れるぞ
S
あーもー、うるさいよ...
S
協力者は協力者らしく従ってればいいのに...
S
じゃ、俺あっち行くから
パタン...
?
..."俺ら"は、お前を止めるために協力してるんだよ......
"奏太"──
どうもわこゆい!
ゆいでーす!
いやー、来ちゃいましたね!
Sさんの正体!!
そろそろ、第1ステージが終わりますね
第2ステージはなんとなく決まって来ました!
はーい
では、乙ゆい!
次は6/5(土)投稿予定です。