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Amnecia

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Amnecia

1 - #1

♥

575

2022年11月08日

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どうも初めまして。こっとんと申します!

ぐみの小説は初めて書くのでおかしな点が多いかと思います…。

あと私、「…」を多用する性質があります。見づらいかもです。

妄想でしかないのですが、楽しんでもらえたら嬉しいです。

では始まります…↓

あの時

ヒョンが怒って出て行った時

止めていれば、追いかけていれば、

こんな事には、、、

その日からヒョンは、僕の前から忽然と姿を消した

きっかけはほんの些細なことだった

最近はそういう小さなことで言い合いになることが多くて、 今回のもその一つだった。

すぐ怒るヒョンに、こっちも少しイラついてしまって、

厭味ったらしく文句を言ったらヒョンは家を飛び出していってしまった。

そしてそれを止めなかったことを、直ぐに後悔することになったのだが。

ジョングク

......

時刻は午後9時

ヒョンが出てってから1時間半が過ぎようとしていた。

ジョングク

(流石に言い過ぎたかな。)

一人でぼーっとして、頭が冷静になる。

ジョングク

でもあんなことで怒んなくったって…

ぶつくさ言いながら電話をかけてみたが、スマホはテーブルの上に置き去りにされていて連絡のしようがない。

ジョングク

(…もしかして今頃どっかで泣いてるかも)

そう考えると少し罪悪感が湧いてきて、外に出て、 ヒョンを探すことにした。

きっと公園かどこかにいるだろう、と楽観的に考えていた。

でも、町のどこを探しても、ヒョンは居なかった。

ヒョンの言った通り、

僕はどこまでも自分勝手だったんだ。

ジョングク

ヒョン!!!

ジョングク

ヒョン、どこにいるの?!

ジョングク

ジミニヒョン!!

ジョングク

はぁっ、はぁ、

町中を走り回って、公園も、駅前も、隅々まで探した。

なのに、

ジョングク

どこにもいない...

ジョングク

ヒョン、どこ行っちゃったの...?

町を何回も周って、それでも見つけることはできなかった。

疲れ果てたのち、交番に向かっても ただの家出だと一蹴され、まともに取り合ってはくれず、

ジョングク

(スマホも、財布も置いて家出だなんておかしい。)

ジョングク

(まさか、事故とか、事件に巻き込まれたんじゃ、)

ジョングク

(でも、もしかして本当に...?)

いなくなる直前にした喧嘩のせいで、

本当の家出の可能性も否定しきれなくて、2日、3日と、時間が流れてゆく。

大学からの帰り道、一人とぼとぼと帰路に就く。

ヒョンがいなくなってから1週間も経ってしまった。

何も進展はなく、毎日交番に通ったが、先程ついに門前払いされた。

大学もバイトも、もしかしたらヒョンに会えるかもという 淡い期待をして行っているだけで、本当は家を出る気力なんて無に等しい。

ここ数年、ヒョンのいる毎日が当たり前だったのに、

ジョングク

(一人って、こんな寂しかったっけ...)

ジョングク

(喧嘩なんか、しなきゃよかった)

ジョングク

帰ってきてよ、ヒョン…

安否も不明のまま、捜す術も持ち合わせておらず、ただ帰りを待ちわびるしかなかった。

あれからどれだけ経っただろう。

いつの間にか大学にも行かなくなって、無気力のまま日々を過ごした。

何か月も経ったような気がするけど、数日しか経ってないような気もする。

もう全部、どうでもいい

ヒョンのいない毎日に、価値なんて無い。

心にも体にも、限界が近かった。

ある夜、気付けば外を歩いていた。

ジョングク

(夢遊病…?)

ジョングク

(…僕そろそろやばいのかな)

取り敢えず長い階段を上ってみて、ここがどこなのか漸く理解する。

ジョングク

(ここって...)

満天の星空と、この町全体を一望できる、ヒョンの、お気に入りのスポット。

少し高台にあって、ちょっとした遊具や広場がある、町外れの静かな場所だ。

同棲したての時によく来ていたはずで、すごく懐かしい。

ジョングク

(あぁ、ここら辺の芝生で寝っ転がってたっけ)

ひどく久しぶりで、あの頃を彷彿とさせる。

ジョングク

っ、ひょん...

一緒にいるだけで楽しくて、二人でなら何でもできる気がしていて。

ジョングク

っあぁ...うっ...

この人とずっと一緒にいたいと

守りたいと

この夜空に願ったんだ。

ジョングク

っひ、、うぅ…

ジョングク

(僕、何してたんだろ…。)

ジョングク

(自分のせいでヒョンがいなくなったのに)

ジョングク

(勝手に落ち込んで、やさぐれて、)

ジョングク

(本気で捜した?
この場所すら忘れてたってのに…?)

かつての自分ならば、見つけるまで何としてでも死ぬ気で捜しただろう。追い払われたって警察にも行き続けたはずだ。

事故か事件の可能性だってあるのだから。

ジョングク

(全然、なんも行動できてない)

ジョングク

(ただ怖がってただけじゃん)

ゴシゴシと涙を拭っていると、がさっ、と背後から物音がする。

みゃー

ジョングク

...?三毛猫?

茂みから顔を覗かせたのは一匹の猫だった。

ジョングク

(野良...いや、首輪してる)

ジョングク

…きみ、迷子?

んみゃ

首輪のプレートには「mochi」と書いてある。

ジョングク

どっから来たの?

み...

ゴロンと足元に転がっておなかを見せてくる。

ジョングク

わぁ、、人懐っこいね

しゃがんで撫でてやると、ごろごろ喉を鳴らした。

その可愛い様子に自然と破顔する。

ジョングク

(そういえばヒョン、猫好きだったな)

ジョングク

...僕交番行くけど、君も来、

???

!!!

???

あああー!!居たっ!!

急に、大声が響く。

声がしたほうを見やると一つの人影があった。

無意識に、心臓が跳ねる。

街灯の逆光で顔は見えないが、僕の耳は確かに、

ずっと聞きたかった音を拾った。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

続きみたいです!!!!!!!!!!

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