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水木 光

優成なんか…

水木 光

大っ嫌いだよ!!

ガンッと優成の頭には鈍器で殴られたような 衝撃が走る。

志保 優成

……は、?

光は目に涙を浮かべながら走って行ってしまった。

志保 優成

ちょ…

志保 優成

………

「大っ嫌い!」

「優成なんか、」

「大っ嫌いだよ!!」

志保 優成

……

優成の頭の中に光の言葉がクルクルとリピートされる。

菊池 陽真

……志保

陽真の声で優成はハッと我に返った。

志保 優成

キャプテン…

志保 優成

すみません。うるさくして

菊池 陽真

……

陽真は大きなため息をついて、口を開いた。

菊池 陽真

俺に謝るくらいなら、光に謝れ

陽真が真剣な眼差しで優成を見つめる。

志保 優成

菊池 陽真

今のはなんだ?

菊池 陽真

無関係な人間が口を出して申し訳ないが…

菊池 陽真

流石にやりすぎだ

志保 優成

……っ

志保 優成

(そんなの俺が知ってる)

でも、光のことが好きな俺は

光の友達がいる資格なんてない

だからこうやって、光と友達をやめなければいけない

菊池 陽真

理由も言わず、黙って光を避けて

菊池 陽真

理由を聞いたら逆ギレ…ってさ

菊池 陽真

志保は小学生か?

志保 優成

……

菊池 陽真

「不機嫌な俺を見てください」

菊池 陽真

「怒ってる俺を構ってください」…って

菊池 陽真

言っているようにしか見えなかったぞ

志保 優成

そんなこと…っ

菊池 陽真

まあ、志保がそれで納得するならいいが、

菊池 陽真

お前のその勝手な気持ちで

菊池 陽真

光を傷つかせるな

陽真は優成のことを睨んだ。

志保 優成

優成はビクリと身を震わせた。

志保 優成

………っ

キャプテンはいいよな

光から特別な感情を貰えるんだから

俺とは違ってさ。

志保 優成

キャプテンからの言葉は__

志保 優成

皮肉にしか、聞こえないです

菊池 陽真

……はぁ?

俺の欲しいものを持ってるくせに

俺に説教しないでくれ

これ以上、俺は

自分のことを嫌いになりたくない__

ー最終日 帰りのバスー

涌井 明里

けほっけほっ…

マスクをつけた明里は控えめに咳をする。

森坂 雛

大丈夫?明里ちゃん

隣に座る雛は心配そうに明里を見つめる。

涌井 明里

大丈夫だよ、雛ちゃん

涌井 明里

ありがとう

森坂 雛

熱下がったの?

涌井 明里

うん

涌井 明里

ごめんね。合宿中にこんな…

森坂 雛

全然大丈夫大丈夫!

森坂 雛

いつも明里ちゃんには助けてもらってるから!

森坂 雛

ね?光ちゃん!

雛は後ろを振り返って光に話を振る。

水木 光

…え

水木 光

あ、はい

水木 光

そうですね

森坂 雛

……

涌井 明里

……

雛は明里の方を向き直って、そっと耳打ちをした。

森坂 雛

ねえ。やっぱり日坂、何かあったの?

涌井 明里

え…?

森坂 雛

明里ちゃんはその場にいなかったから知らなかったけど

森坂 雛

今日、練習試合をしてる時に

森坂 雛

志保くんと光ちゃんが怒鳴り合いの喧嘩してて__

涌井 明里

涌井 明里

(そんな事があったの…?)

涌井 明里

(たしかに。みんな空気が重いと思ってた……)

涌井 明里

(光ちゃんは志保くんと仲直り出来なかったのかな…)

シーンとバス内はどんよりとした空気が流れる。

涌井 明里

ごめんね、日坂のせいで月葉にも迷惑かけちゃって…

森坂 雛

全然そんなことないよっ

森坂 雛

この4日間、すごく楽しかった!

森坂 雛

明里ちゃんとももっと仲良しになれたし!

ジーン…と雛の笑顔が心に染みる。

涌井 明里

雛ちゃんっ、

涌井 明里

いい子すぎ…っげほっ、ゴホッ…

森坂 雛

わー!無理しないで!

涌井 明里

ゴホッ……

明里と凌、陸は夜道を歩いていた。

涌井 明里

2人とも、家まで送って貰わなくても家まで帰れるよ?

桐山 凌

病人を夜道に1人歩かせられるかよ

水木 陸

そうそう

桐山 凌

…ま、俺一人で十分だけどな

水木 陸

え?

水木 陸

でも凌、家の方向真反対のくせに?

水木 陸

俺に任せればいいのにー

バチバチと二人の間に火花が飛び散る。

涌井 明里

ふふっ、ありがとう

涌井 明里

…あ、そういえば

明里は陸の方へ顔を向ける。

水木 陸

涌井 明里

陸くん。

涌井 明里

倒れた私のこと、宿まで運んでくれてありがとう

水木 陸

う、うん…

水木 陸

どういたしまして

涌井 明里

それと看病…?もしてくれたんだよね

涌井 明里

全然覚えてないけど!

水木 陸

桐山 凌

え?

涌井 明里

……え?

桐山 凌

悪い。もう一度

涌井 明里

…?

涌井 明里

だからね

涌井 明里

全然覚えてない

水木 陸

はぁあっ!?

明里さんが俺を凌と間違えて

あんなことやこんなことをしたことも!?

水木 陸

……ってことは

水木 陸

俺が……

俺が明里さんに

「凌の彼女の明里さんに片思いしてる__」

「水木陸だよ!」

……って、ほぼ告白をしちゃったことも!?

涌井 明里

…ごめん。覚えてないから

涌井 明里

もう1回言って?

水木 陸

………

水木 陸

勘弁してください…

桐山 凌

…くく

桐山 凌

ざまぁみやがれ

水木 陸

……はぁ

こんな事ならキスの一つや二つ、

かましちゃえばよかったかもな……

明里は不思議そうな顔で陸を見つめる。

水木 陸

……

そんな度胸、持ち合わせておりませんがね。

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