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トウヤ

これから行くのは図書室だよな。

コハネ

うん…私の考えはそこで全部話すよ。

【図書室】

コハネ

さっそくなんだけど…
まずは例のカードリーダーを見てくる?

小豆沢はそう言いながら本棚を動かして、隠し扉を出現させた。

ゴゴゴゴ…

俺はカードリーダーの隙間を覗き込んだ。

トウヤ

本当だ…埃がないな…。

コハネ

私は、昨日の夜時間直後にも確認しに来たんだけど、その時はちゃんと埃が残ってたんだ。

コハネ

だけど、今朝見に来た時には、その埃が無くなってたの。

トウヤ

つまり…夜時間の間に、誰かがこの扉の中に入ったという事か?

コハネ

そこから…少し考えてみたんだ。
ちょっと突飛に聞こえるかもしれないけど…

コハネ

この埃がなくなっていた事とさっきのモノクマの復活は関係してるのかもしれない…

トウヤ

…え? 関係?

コハネ

さっき…モノクマーズが言ったでしょ?

モノメグ

つまり…この学校には、お父さんを製造する機械があるって訳ね〜

モノメグ

そして、その機械を作動させれば、いくらでもお父さんのスペアを製造でき───

トウヤ

そのスペアを作る機械が、この中にある…という事か?

コハネ

だとしたら、朝になってモノクマが復活していたことにも、説明が付けられるんだよ。

コハネ

”誰か”が夜時間の間にこの扉に入って、その装置を起動させたって考えたらね。

コハネ

それと…もう1つ気になるのが、さっきモノクマが言った言葉なんだけど…

モノクマ

タイムリミットは”2日後の夜時間”とします。もし、それまでに殺人が起こらなければ…

モノクマ

コロシアイに参加させられた生徒は全員死亡!

コハネ

あの言葉がどうも引っ掛かったんだ。どうして、シンプルに『全員死亡』じゃなくて…

コハネ

『コロシアイに参加させられた生徒は全員死亡』なんて言い回しにしたのかなって。

トウヤ

……なぜだ?

コハネ

私達の中に、”参加させられた”人じゃなくて、”自ら参加した”人が混じってるからじゃないかな…

コハネ

いざって時、その人だけは、ルールを守った上で処刑を免れる為に…

コハネ

わざわざ、あんな言い回しにしたんじゃないかな?

トウヤ

その人は…俺達の中にいる”モノクマの協力者”の事か?

コハネ

モノクマがそこまでルールにこだわるかはわからないけど、本当にモノクマがそうして守ろうとしてる人がいるなら…

コハネ

その人は…ただの協力者じゃないのかも。

トウヤ

…え?

コハネ

モノクマのスペアの製造までするような人なんだ。そんなの…

コハネ

このコロシアイの”首謀者”って言えるんじゃないかな?

トウヤ

そ、それは…私達をこんな目に遭わせている張本人が、俺達の中にいると言うことか…?

コハネ

もちろん…ただの”推理”だけど…
その可能性はあると思う。

コハネ

だからこそ、この話はみんなの前ではできないんだ。

コハネ

今の状況で話せば、首謀者探しが始まって、それがコロシアイに繋がってしまうかもしれないから…。

コハネ

だから…この件は青柳くんにしか話せなかったんだよ。

トウヤ

…………………

首謀者…モノクマを操っている人…

俺達を苦しめている張本人が、俺達の中に紛れ込んでいるなんて…

そんなこと信じたくないのだが、もし、それが本当なのだとしたら…

…絶対に許せない。

トウヤ

それで…小豆沢はこれからどうするんだ?その”首謀者”を突き止めるんだよな?

コハネ

私は…タイムリミット直前に賭けようと思ってる。

コハネ

首謀者はタイムリミット直前にここに来るはずだから、そこで首謀者の招待を暴こうと思うんだ。

トウヤ

どうして、首謀者がタイムリミット直前にここに来る事がわかるんだ?

コハネ

それも、モノクマの言葉からなんだけど…

モノクマ

噂のモノクマ製造機から大量のモノクマを出動させて、クマ本来の野性味を大解放しちゃうからね!

コハネ

タイムリミットの時に沢山のモノクマを出動させるなら、首謀者はここに来るはずだよ。

コハネ

モノクマのスペアを作り出せる装置がある、この隠し部屋にね。

コハネ

もちろん…確実じゃないよ。
首謀者が来ない可能性だってある…

コハネ

だからこその…賭けなんだよ。

コハネ

でも、私はこの可能性に賭けてみようと思う。このまま時っと死ぬのを待つよりは…まだいいと思うから。

トウヤ

あぁ。わかった。

トウヤ

なら、俺もその可能性に賭けてみよう。

コハネ

あ、でも…私なんかの推理だし、間違ってる可能性もあるから…

トウヤ

もちろん、わかっている。
わかった上で決めた事だ。

トウヤ

小豆沢は、俺を信じてその話をしてくれたんだろ?

トウヤ

なら、俺も…
俺を信じてくれた小豆沢を信じる。

コハネ

………………

トウヤ

言ってしまえば、他にいい案も俺には無い。だから、小豆沢に便乗するしかないんだ。

トウヤ

俺も小豆沢と一緒に首謀者を暴いてやるぞ。

コハネ

ありがとう……
青柳くんがいてくれるなら…心強いな。

トウヤ

だが…まさかこんな事になるとはな。

トウヤ

1番恨むべき人が…俺達の中に紛れ込んでいるなんて…

コハネ

…うん。

トウヤ

こうなってしまった以上は、”みんなで”という訳にはいかなくなってしまったが…

トウヤ

だが、俺と小豆沢で首謀者を暴いて、残ったみんなでここから出よう。

トウヤ

そして、外に出たら友達になろう。約束だ。

コハネ

う、うん…!

その後、念の為にまた埃をセットしておくという小豆沢を残し…

俺はいったん、自分の部屋へと戻る事にした。

キーンコーンカーンコーン

モノカイト

夜時間だよぉ

モノメグ

すや〜すや〜すや〜

モノメイコ

モノメグは今日1日中寝てるのよ

モノカイト

きっと父さんが復活して安心してるんだね!

モノレン

モノリン!ずるいぞ!食べ過ぎだよ!

モノリン

ズルくないよ!早い者勝ちだよ☆

モノレン

勝手に決めるなよ!

モノメイコ

ハチミツの取り合いが起こるくらいには平和ね〜

モノメグ

…すや〜

モノクマーズ

くますみー。

トウヤ

もう夜時間か…

トウヤ

こんな風にあっという間に時間が過ぎて…タイムリミットになってしまうのだろうか、

だが…俺は絶対に負けない。 絶対に諦めない。

なぜなら…

もっと沢山みんなで笑っていたい。

みんなと普通に話して…みんなと笑い合いたい。

その為にも、絶対に諦めないぞ。

キーンコーンカーンコーン

モノクマーズ

おはっくまー。

モノメイコ

才囚学園放送部からお知らせよ〜

モノレン

朝8時だ!

モノリン

今日もコロシアイ新学期をエンジョイしようね☆

モノメグ

すや〜すや〜

モノカイト

モノメグ、実は死んじゃってたりしないよね?大丈夫だよね?

モノメグ

勝手に殺さないでほしいわ〜

モノカイト

うわぁぁっ?!ビックリしたよ…

モノメイコ

あ、ちなみに…お父さんのタイムリミットは”明日の夜10時”よ!

モノクマーズ

ばーいくまー!

タイムリミットは明日の夜か…

小豆沢はその時に賭けると言っていたよな。だが、タイムリミットの時に図書室を見張るにしても…

準備などはしなくてもいいのだろうか…少し心配だな。

ピンポーン

トウヤ

あ、小豆沢だろうか。
ちょうど良かった…聞いてみよう。

ガチャ

トウヤ

小豆沢、少し聞きたい事が───

と、俺がドアを開けた瞬間だった。

モノクマ

残念! ボクでした!

トウヤ

なっ…!?

モノクマ

驚き方がショボイよ…
流石鍛え上げられたポーカーフェイスですなぁ。

トウヤ

…うるさい。なんの用だ。

モノクマ

あぁ、ようやくオマエの研究教室が解放されたから、教えてやろうと思ってさ。

トウヤ

それは…”超高校級の研究教室”の事か?確か16人の才能に合わせた教室があると言っていたよな…

モノクマ

そうそう。ようやく準備が終わって、いつでも入れるようになったから…

モノクマ

さぁ”超高校級のピアニストの研究教室”で、さっそく殺人メロディーの作曲だ!

トウヤ

殺人メロディー?
意味がわからない。俺は研究教室へ行くつもりはないぞ。

モノクマ

ところで…せっかくだから、ちょっと上がってお茶してっていい?

トウヤ

ダメに決まっているだろう。

俺は力任せに扉を閉めて、モノクマを追い出した。

トウヤ

…なんだかものすごく腹が立ったのだが…。

ピンポーン

トウヤ

しつこい…。

ガチャ

トウヤ

いい加減にしろ…しつこいぞ。

コハネ

あ…、なんか、お、怒って…る?わ、私、なんかやっちゃったかな?…

トウヤ

あ、小豆沢…!
すまない、何もないぞ。

トウヤ

むしろ…小豆沢には話があったんだ。例の計画で何か準備しておく事はないのかと思ってな。

コハネ

わ、私も…その件で来たんだ。
どうやって、図書室を見張るか説明しようと思って。

トウヤ

…図書室の中で隠れて見張るのではないのか?

コハネ

それだと、首謀者が来た時に見つかる可能性があるから、少し離れて見張った方がいいと思うんだ。

コハネ

それに…首謀者の正体を暴いた後で、みんなを説得できるような決定的な証拠も必要なの。

コハネ

だから…図書室にカメラを仕掛けるのがいいんじゃないかと思って。

トウヤ

カメラを…

コハネ

校舎の1階にある倉庫で、カメラと防犯センサーを見つけたんだ。

コハネ

その2つを組み合わせて改造をして…

コハネ

”自動で人の動きを感知して撮影するカメラ”を作るんだよ。

コハネ

それを図書室に仕掛けておけば、首謀者の決定的な証拠が手に入るし…

コハネ

私達自身は少し離れた場所から見張っていられるから、ターゲットに気づかれる可能性も少なくなる。

トウヤ

いい案だとは思うが…
カメラの改造なんてできるのか?

コハネ

もちろん、私にはできないよ。

コハネ

だから…神代さんに頼めないかと思って…。”超高校級の発明家”に協力して貰うんだ。

トウヤ

あぁ…なるほど。

コハネ

でも…なんか私一人だとなんか声を掛けずらくて…

トウヤ

そういう事なら俺も行こう。
一緒に頼んでみよう。

コハネ

さっき、神代さんが食堂に行くのを見かけたから、多分まだいると思うけど…

コハネ

でも、計画については話さないようにしよう。神代さんが”そう”って可能性もあるから…

神代さんが首謀者か…

信じたく…ないな。

トウヤ

あぁ…わかった。

コハネ

じゃあ行こっか。

【食堂】

神代さんがイスに座っている。

ちょうど…1人みたいだ。

トウヤ

神代さん。おはようございます。

ルイ

青柳くん。おはよう。
小豆沢くんもおはよう。

コハネ

あ…おはようございます。

トウヤ

あ、あの…少し神代さんにお願いしたい事があるんです。
そうだよな、小豆沢。

コハネ

う、うん…実は、神代さんに作ってもらいたいものがあるんです。

コハネ

校舎の1階にある倉庫で、カメラと防犯センサーを見つけたんですけど…

コハネ

その2つを改造して組み合わせて、”自動で撮影してくれるカメラ”を作って貰いたいんです。

コハネ

モーションセンサーで人の動きを感知して、自動でシャッターを切ってくれるカメラです。

ルイ

…そんなもの、何に使うんだい?

コハネ

えっと…モノクマの見張りです!
モノクマ達を監視したら…何か情報を掴めないかなって思ったんです。

トウヤ

はい。モノクマの見張りに使うんです。

トウヤ

神代さん…お願いします。
みんなでここから出る為にも、神代さんの力を貸してください。

ルイ

なるほどね…わかったよ。

ルイ

研究教室で他にも色々機械をいじっているんだ…ついでに作るよ。

トウヤ

本当ですか……!

ルイ

あぁ。嘘なんてつかないよ。
ただ…本当にモノクマの見張りに使うんだね?

ルイ

変な事に使ったりしたら許さないからね。

トウヤ

…はい。わかってます。

コハネ

…ありがとうございます!

ルイ

……じゃあ、カメラと防犯センサーを持って僕の研究教室に来てほしい。

ルイ

それじゃあ…待っているよ。

トウヤ

意外とすんなり受け入れてくれたな。

コハネ

そうだね…。怪しまれてないといいんだけど…

コハネ

とりあえず、カメラと防犯センサーを取りにさっそく倉庫に行こう。

ダンガンロンパV3×プロセカ【CHAPTER 1】

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