ダンガンロンパV3×プロセカ【CHAPTER 1】
第7話
コロシアイの終わらせ方
90
2023年09月26日
【倉庫】
トウヤ
広いってことにしてください()
コハネ
カメラと防犯センサーの場所はわかってるからね。
コハネ
トウヤ
そう言って、小豆沢は倉庫の奥の方へと歩いていった。
トウヤ
トウヤ
この木箱に入っているのは…
トウヤ
砲丸投げなどに使う物みたいだが…
試しに1つ手に取ってみると、ずっしりと、かなりの重さがあった。
こんな重いものを投げるなんて…砲丸投げの選手は凄いな…
コハネ
トウヤ
コハネ
3台もあれば十分かな。
トウヤ
コハネ
コハネ
トウヤ
コハネ
コハネ
コハネ
コハネ
トウヤ
トウヤ
トウヤ
コハネ
俺は、小豆沢から3台の使い捨てカメラを受け取ると──
…そこで、ふと止まってしまった。
トウヤ
本当に…こんなカメラで大丈夫なのか?
そもそも、このカメラで首謀者を捉えて、みんなを納得したとしても…
その後は、どうするのだろうか。
もし、首謀者に開き直られたら、問答無用でエグイサルに襲われてしまうし…
本当に、この計画でみんなを守れるのか?みんなと一緒に、ここから出られるのか?
コハネ
神代さんを待たせちゃうよ。
気が付くと、小豆沢はすでに倉庫の扉から出ようとしているところだった。
トウヤ
俺は手にした物をまとめて鞄に詰め込むと、慌てて小豆沢の後を追った。
コハネ
トウヤ
トウヤ
コハネ
コンコン…
俺がノックすると、ゆっくりと扉が開いた。
ルイ
いらっしゃい。
ルイ
トウヤ
俺は鞄から3台のカメラを取り出すと、それを神代さんに手渡した。
ルイ
トウヤ
ルイ
使い捨てじゃないカメラより、性能は少し劣るかもしれないけど…
コハネ
ルイ
コハネ
コハネ
コハネ
そんな話を聞いた俺は、そっと小豆沢の耳元で小声で尋ねた。
トウヤ
コハネ
コハネ
コハネ
コハネ
トウヤ
ルイ
トウヤ
コハネ
ルイ
ルイ
ルイ
コハネ
ルイ
コハネ
ルイ
トウヤ
そうすると、神代さんはゆっくりとドアを閉めた。
コハネ
後は、カメラの改造を待つだけだよ。
トウヤ
コハネ
トウヤ
コハネ
トウヤ
トウヤ
コハネ
そこで、俺達はいったん別れ、それぞれの個室へと戻る事にした。
キーンコーンカーンコーン
モノカイト
モノメイコ
あなた達の最後の”夜時間”かもしれないわよ?
モノメグ
モノレン
モノレン
モノレン
もういいからもう何もかもわかったから!
モノリン
モノメイコ
モノクマーズ
最後の…夜時間…
だが、最後の1日なんかではない。 単にここでの生活が終わるだけだ。
明日の夜…俺はみんなと一緒にここから出る。
トウヤ
みんなでここから出て友達になる。
トウヤ
キーンコーンカーンコーン
モノクマーズ
モノメイコ
朝8時になったわ!
モノカイト
どうなるかドキドキするよ!
モノメグ
モノメイコ
モノレン
モノリン
モノクマーズ
遂に…タイムリミットの朝を迎えた。
わかってはいたが…やはり一睡もできなかった。
俺は重い体を無理矢理起こして、洗面所へ行った。
顔を洗って…よし、少し目が覚めたぞ。
トウヤ
濡れた顔を袖で拭いながら、俺は支度をした。
ピンポーン
…………………
…………………
トウヤ
ピンポーン
…………………
トウヤ
コハネ
トウヤ
少し心配してしまった…。
コハネ
ちょうど…ちょっとトイレに行ってて。
トウヤ
よし、それなら準備はいいな?神代さんに頼んだカメラを受け取りに行かないとな。
コハネ
ホナミ
ホナミ
トウヤ
ホナミ
私もみんなで生きて帰りたいから頑張るよ!
ホナミ
トウヤ
ホナミ
トウヤ
ホナミ
トウヤ
さすがに放っておけない。
コハネ
じゃあ、カメラは私が受け取っておくから…
コハネ
トウヤ
トウヤ
一緒に来てくれるか?
ホナミ
だが…喧嘩か…誰と誰が? どうしてしているのだろうか。
【食堂】
アイリ
ちょうどいいところに来てくれたわ!
アイリ
カナデ
提案をしてるだけだよ。
カナデ
トウヤ
カナデ
カナデ
トウヤ
カナデ
トウヤ
何を言っているんだ?
カナデ
カナデ
カナデ
トウヤ
カナデ
カナデ
こうやって、タイムリミットを迎えようとしてる。
カナデ
トウヤ
カナデ
カナデ
カナデ
カナデ
トウヤ
トウヤ
宵崎さんを止めるには、小豆沢の計画を言うしかない…どうすればいいんだ?…
と、言葉に詰まっていたその時。
ルイ
トウヤ
ルイ
マフユ
トウヤ
ルイ
何かあったのかい?
トウヤ
神代さんにさっきあった事を全て話した。
カナデ
ルイ
カナデ
ルイ
ルイ
トウヤ
ルイ
ルイ
マフユ
ルイ
エナ
ルイ
というか、言えたら苦労しないよ。
カナデ
ルイ
僕がこのゲームを終わらせるんだよ。
ルイ
カナデ
カナデ
正直びっくりだよ。
カナデ
だったら、わたしからの提案は引き下げるよ。
カナデ
そう言い残して、宵崎さんは食堂から出ていった。
ルイ
宵崎さんにはこれで落ち着いてもらえるといいんだけどね。
トウヤ
さっきの話は本当なんですか?このゲームを終わらせる方法があるなんて…
ルイ
トウヤ
ルイ
ホナミ
ルイ
ルイ
そんな意味深な言葉を残して、神代さんも俺達の前から去っていった。
ホナミ
マフユ
マフユ
アイリ
もしかしたら、神代くんの案がものすごくいい案かもしれないじゃない!
神代さんの計画…気になるが、残り時間も少ないし、振り回されてても仕方がない。
…俺にはやることがあるしな。
そうだ…わからない事を気にしている場合ではなく、俺には俺のできることをやるべきだ。
そうしないと…みんなを守れないしな。
そうと決まれば…小豆沢と合流しよう。地下への階段近くの教室だよな。