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ぴーんぽーん

Rin.

…多分兄ちゃんだな

Rin.

鍵閉めてたっけ

ガチャ

Rin.

…兄ちゃん?

Sae.

遅くなった

Sae.

悪ぃ

Rin.

…!よかった

Rin.

おかえり

Rin.

…あのさ、兄ちゃん

恋人いるの?とか

熱愛報道って何?とか

俺が大事なんじゃないの、とか

何か言いたいのに

期待を裏切られるのが怖くて

想像は想像のままであってほしくて

つい、躊躇ってしまう。

Sae.

…なんだ、凛

Rin.

Rin.

やっぱり…

やっぱり、なんでもない。なんて

傷付くのが怖いから

逃げようとしてるだけなのは

わかってるのに。

Sae.

…凛、隠さずに言え

Rin.

…でも

Sae.

でもじゃねえ。

Sae.

いいから話せ

Rin.

……

Rin.

兄ちゃん、さ

Rin.

彼女、居たんだ…

Sae.

…は?

Sae.

何の話だ

Rin.

誤魔化さなくていいよ

Rin.

今日、
ネットニュースでやってて…

Rin.

兄ちゃん、
熱愛報道が出てたよね

Sae.

凛、俺は

Rin.

いいんだ

Rin.

俺はただの弟だし…

Rin.

俺が、そ、の…

Rin.

ただ、一方、的…に…

一方的に、なんて

考えたこともなかったのに

今思うと、俺が兄ちゃんを好きなだけで。

兄ちゃんは、

俺を"ただの弟"としか見ていないんじゃないか。

そう思うと悲しくて、辛くて。

笑顔で兄ちゃんの幸せを願おうとしていたのに。

せめて良い弟で居たかったのに。

どうしても涙が溢れて止まらなかった。

Sae.

ッ、凛…!

Rin.

違ッ…、違う…ッ

Rin.

兄ちゃん、ッは、
悪く、ない…ッ…

その通りだった。

兄ちゃんは、何も悪くない。

俺が悪いんだ。

俺が、兄ちゃんを好きになっちゃったせい。

Sae.

凛、ちゃんと聞け

Sae.

俺は彼女なんて居ないし、

Sae.

そもそも俺は凛が好きだ。

Sae.

他のヤツらなんか
目に入らない。

Rin.

好き、って…ッ、
俺と…ッ違う、もん…ッ

Sae.

凛、俺は

Sae.

お前が好きだ。

Sae.

心の底から。

Sae.

ただの兄弟として
なんかじゃなく。

Sae.

異性として、好きだ。

Rin.

ほ、んと…ッ?

Rin.

兄ちゃ、んが…俺の、こと…

Sae.

…ああ。ほんとだ。

そう言って抱きしめてくれる兄ちゃんが

やっぱりどうしようもなく

好きだ、なんて思ってしまった。

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コメント

1

ユーザー

めっちゃくちゃ好きです!!フォロー失礼します!!

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