拝啓。5年前の僕へ。今の僕は幸せ者です。貴方はどうですか?
江戸川莉瑠
命!今日も来たよ!僕ね!今日ね!遅刻せずに学校行けたんだよ!

中原命
うん。莉瑠偉いね!今日は学校はどうだったの?私は行けないから…

江戸川莉瑠
ー僕の名前は江戸川莉瑠!ステージ3の大腸癌を患ってる友達の命のお見舞いに行くのが日課。命は僕と同じ6年生。

江戸川莉瑠
命はどうなの?具合は?

中原命
まあまあかな!お昼は何食べたの?

江戸川莉瑠
パイン食べたよ!命は?

中原命
私は林檎食べたよ!美味しかった!

江戸川莉瑠
へ〜!いいね!林檎!僕も大好きだよ!

中原命
美味しいよね!林檎!

江戸川莉瑠
あ!もう少しで5時だ!還るね!またね!

中原命
うん…またね!

ーこんな日がずっと続くって思ってた。だけど…僕と命が6年生の冬に全てが終わった。
江戸川結衣(莉瑠母)
莉瑠ー!電話よ!

江戸川莉瑠
はーい!誰だろ?もしもし?

中原梨里(中原命母)
あ!莉瑠ちゃん…病院…来てくれる?

江戸川莉瑠
え……?(受話器を落とす)

江戸川結衣(莉瑠母)
誰だった?

江戸川莉瑠
(崩れ落ちる)命…の…お母さん…病院来てって…

江戸川結衣(莉瑠母)
送る。行っておいで。

江戸川莉瑠
うん…(泣きながら)

江戸川莉瑠
(勢いよくドアを開ける)命! ?!命…命!(泣きながら)うっ…っ

医師
残念ですが…19時50分…御臨終です…莉瑠さんが来るまではなんとか耐えていましたが…

中原梨里(中原命母)
うっ…っ…命…命…良く頑張ったね…

医師
莉瑠さん。貴方がお見舞いに来ることで命さん、すっごく喜んでいましたよ。

中原梨里(中原命母)
莉瑠ちゃん、莉瑠ちゃんママ。今までありがとう。帰っていいよ…

江戸川結衣(莉瑠母)
帰ろっか。莉瑠。

江戸川莉瑠
うん…

江戸川莉瑠
其の日から僕の世界から色が消えた。あれから4年後。僕も命ももう高校生。僕は母さんの許可をもらって一人暮らしで仕事を探し始めた。
はぁ…命…大丈夫かな…心配だよ……
バイトの帰りに劇場に寄ったそんなとき…
はぁ…色が全くない。

樋口美命
其れじゃあ私が色を付けよう

江戸川莉瑠
誰?!

樋口美命
君。色がないんだろ?

江戸川莉瑠
そう…だけど…4年前からずっと

樋口美命
此処に入らないか?

江戸川莉瑠
特殊…警察…本部…?

樋口美命
入らなくても良いんだぞ

江戸川莉瑠
入る!

樋口美命
何故だ?

江戸川莉瑠
僕に色を付けてあげたい。そして今度は僕の手で人を救って見せたい。救えなかった過去と一緒に。

樋口美命
分かった。では〜…

樋口美命
なんだ?!真逆…ハイジャック?爆破テロ?

江戸川莉瑠
救わないと…!

樋口美命
あ!まて!

江戸川莉瑠
お前か!爆破を起こしたのは!

爆弾魔
そうだけど?何か?もう疲れたんだよ

江戸川莉瑠
だとしても!(何か爆弾の被害を最小限にする方法はないか?あ!そうだ!)爆弾をかせ!

爆弾魔
いいよ。くれてやる。

江戸川莉瑠
走れ!川へ一目散に向かえ!

江戸川莉瑠
良し…着いた。沈めて!皆さん!離れて!(バンッ)
はぁはぁはぁ…助かった…

樋口美命
此れは合格だな。突然の事態にびっくりしたが…

江戸川莉瑠
?!いつからそこに?!

樋口美命
此れで君は特殊警察本部の一員だ。

江戸川莉瑠
やった!此れで自分の力で人を助けることができる!

ー此れがあの時から今日までの僕のストーリー。(莉瑠)