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今思えば、 これが最初の違和感だった。
もしかしたらそれ以前にも 感じることはあったのかもしれない。
朱里
朱里
澪
朱里
澪
朱里
澪
澪は髪を結び、包丁を持って トマトを切っていく
手鍋に水を入れ火にかける 横目で、その不慣れな 包丁の扱いに不安が募った
朱里
澪
急に話しかけられた澪は 包丁から目を離した
澪
朱里
澪は手を押さえているが その隙間から血が流れているのが見えた
その姿が「過去の私」と重なり 心臓が鳴った
朱里
朱里
澪
澪
朱里
そう言って澪の手にティッシュを押し付け止血をする
朱里
朱里
昔にも...こんなこと あったような。
「澪の首」から血が流れてて どうしたら止まるのかわからず 泣いてたら...
朱里
朱里
澪
朱里
澪
朱里
澪
澪
朱里
朱里
私が、声をかけたせいだ。
澪がこのことを日記に書いたら...。
朱里
朝食後、ソファに座って 澪と恋愛映画を観た。
並行世界で主人公の恋人が亡くなっているのを知り、 過去を改変して恋人を救おうとする内容だった。
朱里
朱里
朱里
澪
澪
澪
澪
澪
澪
朱里
朱里
朱里
澪
澪
澪が手を切ったとき思い出したことはなんだったのだろうか。
澪を脅した犯人のことも、 次いつ記憶が無くなるのかも、 わからないことからずっと逃げている。
澪のことを守りたいと言いつつ 守れていない私がいる。
朱里
朱里
澪
朱里
澪