この手で、必ず。

さむい

いたい

くるしい

だれか、

お兄ちゃん...

たすけて

だれ...？

やさしい、声

懐かしい声

私は黙ったまま、試験の結果の発表を待った。

そう言って、呆れながら優しくおでこを突かれた。

そう言って、蓋を開けてくれる

今の彼は、凄く安心する

なんて思えばスプーンを差し出してきた。

その言葉を聞いた瞬間、鳥肌が立った

自分の自惚れかもしれないが

やっぱり違和感が取れない

そんな古い喋り方でゆっくり説明をしてくれた。

でも私にはその話し方が、

その声が酷く安心できた。

彼は人間では無い‪”‬何か‪”‬だと話した。

何者なのかは自分でも分かっていないらしい

そして何百年、何千年も前から人間と契約してきたとも。

もちろん兄もその中に入っていた

接吻って、今の言葉で言う＿

　キス...

驚きのあまり、口を開いたが声が出なかった

さっきとは打って変わった状況に

無意識に笑みがこぼれた。

その言葉はまるで

｢飽きたら捨てる｣と言っているようだった。

やっぱりどちらも、

少し変わった。

でも

うれしい