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花樣年華

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花樣年華

1 - 花樣年華

♥

463

2020年11月07日

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⚠注意⚠

この物語は『花樣年華』を元にした作品となっております。

現在、碡 苺 . 様が連載している 『Young Forever』

⇧この作品も同様に『花樣年華』を元にしてるので、ストーリーが似ているかも知れませんがご了承ください💦

碡 苺 . 様の作品を見る前にネタバレしたくないので、内容は短く&ゆっくり書くつもりです🙇‍♀️🙇‍♀️

どうぞお楽しみ下さい~🌟

prologue : 過去と闇

No1 . Namjoon & Taehyung

- Namjoon -

自分で言うのも変だが、僕らの家は凄く貧しかった。

父、母、僕、弟の4人家族で

父は病に犯され、母は仕事を辞めた。

家族を養う為に中学2年生の頃からバイトを始め

どんなに忙しくても、辛くても、疲れても

自分が我慢すれば家族を楽にしてあげられる。

その一心で、働き続けた。

でも人間として産まれれば必ず限度はあるもんで

高校1年生の時、心身疲労で働けなくなってしまった。

水道代も、家賃も払えなくなった僕達は

ここよりも少しは楽に暮らせる田舎に引っ越した。

そこでは宅配のアルバイトを始め

誰が配達をするか、という競走をする同じく貧困な環境に生きる少年と話すようになった。

彼は度々顔に傷を追ってバイトに来る事もあり

そんな彼と『テヒョン』が重なり、密かに"テヒョン"と呼んでいた。

季節は過ぎて、ある冬の日。

雪が深々と降り積もり運転するのも危険な状態だったが、客を待たせる訳にもいかず

仕方なく僕が配達に出た。

だけど、途中で運転を誤りバイクと共に転倒してしまった。

幸い軽い傷で済み、一応バイクの様子を見る為店に戻ると

店長が『ナムジュンさんのお父さんが怪我をした』という電話を受けたらしく、後の仕事は"テヒョン"に任せた。

彼が言いかけた、「頼みがある」という言葉も聞かずに。

翌日、彼が事故で亡くなったということを聞いた。

警察は彼の不手際、という事で片付けたが

どうしても現場が見たくなって事故現場を見に行くと、そこは昨日僕がバイクで転倒した場所だった。

あの時、雪を溶かす為に撒いた塩化カルシウムと

転んだ際に撒き散らしたままの落ち葉が、"テヒョン"の死因となった。

僕が引き返して無かったら、今頃僕は死んでいただろう。

そう思うと、罪悪感と同時に安堵の気持ちが襲ってきた。

"テヒョン"が死んでから、僕はバイトを辞めた。

そんな時思い出した言葉は

父の入院していた病院からの帰り際、父が放った言葉

『ナムジュナ、行け。』

『お前だけでも生き延びるんだ』

今まで、家族の為に聞かないフリをしていたこの言葉を胸に

僕は田舎から故郷のソンジュへ戻った。

ソンジュでは、ガソリンスタンドでバイトを始め

線路の間近にあるコンテナで住むようなった。

- Taehyung -

お父さんはアルコール依存症だった。

毎日のようにお酒を浴びるように呑んでは、僕やお母さん、お姉ちゃんに暴力を振るう。

僕はそんなお父さんが大っ嫌いだった。

そして、僕が7歳の頃

お母さんは僕とお姉ちゃんを残して、家を飛び出した。

酷い、とかなんで、とかは思わなくて

当然の事をしたな、そう思った。

お母さんは僕達より長い間、お父さんの暴力に耐えていたのだから

逃げ出して当然だ。

暴力を振るわれる毎日が続き、気付けば僕は高校生になっていた。

いつになってもお父さんのアルコール依存症は治らず、むしろ酷くなっていく一方で

そんなお父さんが嫌で嫌で仕方なくて

よく知らない誰かと喧嘩をしたり、グラフィティをしまくった。

勿論そんな事をすれば警察のお世話になる事も多く

僕は学校の問題児になっていた。

グラフィティ…壁やシャッターにスプレー缶で落書きをする事

Next ... Jimin & Hoseok

この作品はいかがでしたか?

463

コメント

19

ユーザー

めっちゃ良い!フォロー失礼❗

ユーザー

あわわわわわぁ (訳:好き❤︎)

ユーザー

こうゆうおはなしだいすき🤞🤞

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