TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
お見合いをぶっ壊すの会

一覧ページ

「お見合いをぶっ壊すの会」のメインビジュアル

お見合いをぶっ壊すの会

16 - 嫉妬の終わりと新たな悩み

♥

1,028

2022年08月20日

シェアするシェアする
報告する

5タップでわかる注意書き

家族と親戚を捏造しています

タグに無いCPの匂いをさせてます

このシリーズ内では 瑞希は男の設定です

CPの左右はどっちでも大丈夫です

以上がOKな方は本編へどうぞ

東雲彰人

はぁ……

東雲彰人

なんか大変だったな

東雲彰人

今日一日だけで

東雲彰人

気力を使い果たしたわ

暁山を待たせているカフェに 冬弥と向かいながら呟く

顔合わせ現場に突撃しただけでも かなり緊張したのに

まさか最後に人前で 改めてキスをさせられるとは

あの豆屋って人、謎すぎるだろ 別れ際も変なこと呟いてたし

青柳冬弥

彰人、ありがとう

青柳冬弥

俺を迎えに来てくれて

東雲彰人

俺がわざわざ行かなくても

東雲彰人

あれなら平和に終わってただろ……

青柳冬弥

いや、ここまで平和ではないな

青柳冬弥

彰人のことを諦めるつもりで

青柳冬弥

偽装婚約をしようとしていたから

青柳冬弥

あのままだと

青柳冬弥

俺は立ち直れなかったはずだ

青柳冬弥

もしかしたら彰人から離れて

青柳冬弥

少しでも早く忘れようとしていたかもしれない

東雲彰人

……ってことは

青柳冬弥

ギリギリセーフ、だったな

それを聞いて冷や汗が どっと噴き出す

もし俺が突撃しなかったら 冬弥は俺から離れていた……?

青柳冬弥

……本当は、見送ってもらった時

青柳冬弥

既に諦めようとしていたんだ

青柳冬弥

でも、豆屋さんが励ましてくれて

青柳冬弥

この顔合わせが終わるまでは

青柳冬弥

結果は分からない

青柳冬弥

だからまだ諦めたらダメだと

青柳冬弥

そう言われたから待つことにしたんだ

さっきまで抱いていた あの人への不満が感謝に変わる

ありがとうございます 冬弥を説得してくれて

アンタのおかげで なんとか間に合いました

東雲彰人

……そりゃ

東雲彰人

こんだけサポートしてたら

東雲彰人

キスシーンのおかわりも

東雲彰人

したくなるよな

青柳冬弥

……?

青柳冬弥

なにか言ったか?

東雲彰人

いや、なんでもない

東雲彰人

はやく暁山のところに行こう

俺が差し出した手を 不思議そうに見ていた冬弥が

意味を理解した後 おずおずと手を重ねる

そのままギュッと握り 俺達はホテルの外へと歩き出した

彰人も出かけて一人になった家に インターフォンの音が鳴り響く

なんで私しかいない時に限って 宅配便が来るのよ……

東雲絵名

……はい、ご苦労さまです

東雲絵名

あれ、私宛?

東雲絵名

なにか頼んでたっけ

東雲絵名

まぁ、いいや

東雲絵名

開けてみたらわかるでしょ

自分宛に届いた郵送物を開けて 中身を見た途端

背筋がゾッとして 思わず一歩離れる

東雲絵名

なんなのよ、コレ……

東雲絵名

私が欲しいって言ってた

東雲絵名

ブランド物のアクセサリーじゃない

東雲絵名

こんな高いモノ頼んだ覚えは……

東雲絵名

いったい誰から……?

震えながら送り主を見て さらに背筋が冷える

東雲絵名

えっ……なんで

東雲絵名

会ったことも無い婚約者が

東雲絵名

どうしてコレを知ってるの

東雲絵名

彰人にだって言ってないのに……

私の気持ちとは逆に 白熱灯に照らされて

鈍く光を反射して輝く アクセサリーが

とても恐ろしく見えた

お見合いをぶっ壊すの会

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,028

コメント

5

ユーザー

え?あれ?絵名の婚約者、豆屋さんの大切な人…?と思ってしまった…

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚