テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

影を飼う太陽

一覧ページ

「影を飼う太陽」のメインビジュアル

影を飼う太陽

2 - 影だけが知る、潰えたノート

2025年10月03日

シェアするシェアする
報告する

こんばんワー

今日も短いヨごめんネ

インターハイが終わり、 春高予選へ向かう前の合同強化合宿

烏野高校バレーボール部の面々は 慣れない体育館の空気の中 いつも以上に活気に満ちていた。

日向翔陽

、、、、

だが、日向翔陽の周りだけは、 常に一線を画した静けさがあった。

孤爪研磨

翔陽

日向翔陽

あ!!研磨!久しぶりだな!ニコッ

彼の笑顔は太陽のように眩しいままだ

孤爪研磨

うん、久しぶりニコ

だか、練習以外の私的な時間になると 日向は分厚い壁の向こうに 引っ込んでしまう

合宿初日の夜

烏野の部員が寝ている中 日向は小さなノートを握りしめていた

ノートには練習メニューだけではなく 彼自身の過去の辛い記憶が 詰まっていた

日向翔陽

クシャッ

日向にとってバレーは孤立から抜け立つための唯一の手段だった。

周囲に理解されなかった熱意が

時には嘲笑いの対象となり 裏切りにも、遭った

その経験が、彼の心の奥底に バレーへの情熱だけではなく

「誰も信用してはいけない」 「熱意はまた傷にへと変わる」

という深い溝を刻んでいた

練習中の休憩時間

体育館の隅で 日向は一人 膝を抱えて座り込んでいた

日向翔陽

新しい攻撃パターン(ボソッ)

だが

そのアイディアが過去の裏切りの フラッシュバックを呼び起こし

いつになく顔色が悪い

菅原孝支

、!!

そんな日向にいち早く気付いたのは

菅原孝支

日向、どうした?

菅原孝支

なんか、顔が硬いぞ。
新しいこと考えるの、楽しいだろ?

日向の太陽のような明るさは、 彼の「無理してる」時のサイン であることを知っていたからだ

日向翔陽

大丈夫っす!めっちゃ燃えてます!

日向翔陽

でも、ちょっとこれ...

日向翔陽

誰かに言ってもいいのかなって..

その一言が菅原の胸に引っかかった

菅原孝支

(誰かに言ってもいいのかな?)

菅原孝支

(日向がバレーに対して異常なほど
「情報隠蔽」をする傾向があることは知ってる)

菅原孝支

(自分たちが仲間に囲まれていることを知っているはずなのに)

菅原孝支

(なんでそんなこと言うんだ、?)

日向翔陽

...

菅原孝支

日向。俺たちに隠す事なんて何も無いだろ?日向の考えた事なら

菅原孝支

影山も、大地も月島だって全部
受け止めるよ

日向翔陽

いや、でも....

日向はメモをグシャリと潰した

その顔に一瞬だけ

「深い恐怖」

「諦め」の表情が浮かんでいた

その表情を、離れた場所で 水分補給していた 澤村大地と、月島蛍が 同時に目撃した

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚