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青 春 っ て 、 難 し い
第 7 話
⚠️ 通 報 ✖ ⚠️ ブ ク マ 一 言 欲 し い で す ⚠️ 桃 赤 、 青 黄 の 地 雷 バ ッ ク
れ っ つ ご ー
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滝沼 紫(タキヌマムラサキ)
上水口 赤(カミナグチアカ)
外に貼ってあるクラス発表を見上げながら、紫と橙、3人で輪になって飛び跳ねる。
2年に上がる今回のクラス替えで、俺と紫と橙は同じクラスになることができた。
2年6組だ。
クラス発表の紙を見て、黄と一緒じゃなかったことにどこか胸をなでおろしている自分にうんざりする。
金井 橙(カナイトウ)
橙が心配そうにたずねる。
上水口 赤(カミナグチアカ)
金井 橙(カナイトウ)
上水口 赤(カミナグチアカ)
俺の気のない返事を聞いて橙のほうから流れる空気が緩み、ほっとした色あいを帯びる。
でも実は知っていた。
黄の名前を確認するよりも先に、不覚に俺の目に一澤桃という名前が飛び込んできてしまった。
滝沼 紫(タキヌマムラサキ)
上水口 赤(カミナグチアカ)
上水口 赤(カミナグチアカ)
滝沼 紫(タキヌマムラサキ)
上水口 赤(カミナグチアカ)
俺は橙と紫をちょっとおどけた視線で交互に見やった。
金井 橙(カナイトウ)
橙がぷくっと頬を膨らます。
上水口 赤(カミナグチアカ)
橙は外見だけで分けるなら、俺といるより黄といた方が似合いそうな子だ。
ただ性格は黄ほどはっきりしていないし、きつくもない。
滝沼 紫(タキヌマムラサキ)
滝沼 紫(タキヌマムラサキ)
紫が呆れたような顔をする。
上水口 赤(カミナグチアカ)
上水口 赤(カミナグチアカ)
男子数人でじゃれ合う中に一澤くんも宮内くんもいた。
俺はため息をついた。
出来れば一緒になりたくなかった。
ひっぱたかれた時俺に、黄じゃなく俺に叩きつけられた言葉が、まだ胸のうちに、こびりついている。
向こうだって気まずいはずだ。
関係ないか。
一澤くんも宮内くんも人気だし、ああいう目立つ男子グループはクラスで1番華やかなグループと仲良くなるもんだ。
だから俺には関係ない…
委員長
うちの高校の文化祭は、6月の上旬という他とはズレた時期に行う。
モブ
モブ
ほおづえをついて窓からの風に揺れるカーテンの動きを目で追いながら、クラス委員の言葉に耳を傾ける
やっぱり文化祭は気持ちが浮き立つ。
お化け屋敷か。
お化け役は誰がやるのかな。
特に異論がなく、その後すんなりとお化け屋敷に決定。
日本家屋の廃屋がモチーフの幽霊屋敷だ。
うちのクラスには美術部が多く、その人たちが当然のように舞台作りの先頭にたつ。
美術部にも出品展示ノルマがあるのに、クラスの出し物まで引き受けるのは大変だ。
人数がそれなりにいたことはラッキーだったんだろうな。
ちなみに水泳部はなにもない。
委員長
そこで空気がどよっ、と揺れ、一斉にみんな身体を5センチくらい後ろにひいた。
幽霊ってどんな格好をすればいいんだろう。
モブ
モブ
モブ
肩肘をつきながら反対の手をあげてかったるそうに主張している。
じゃあ文化部系が全員抜けるの?そうすると運動部の人って……
俺は恐る恐る教室内をぐるりと眺め回した。
上水口 赤(カミナグチアカ)
俺の気弱な呟きをかき消すように、はっきりとした声が鼓膜を揺らす。
モブ
モブ
じりじりとお化け役をやる人が限られていく。
委員長
委員長
委員長は全くの他人事で、悠長に頭をかいている。
委員長
これもしかして絶望的じゃないか?
お化け役って何人?
全員男子なの?
裏方だから当然美術部も除外。
自分の身に幽霊がふりかかりそうになって、俺はようやく黒板に書いてある幽霊屋敷の詳細を、目を皿のようにして読み始めた。
幽霊役の男子が2人。すっぽりかぶるラバーマスクの役の女子が3人。
委員長
男子も女子も、もちろん誰も手をあげない
ため息を1つついた委員長。
委員長
委員長
俺はうなだれた
うー、くじ運悪いんだよな
ちらりと一澤くんの方を盗み見る。
興味が無さそうに隣の男子とケラケラ笑いながら遊んでいる。
一澤くんだってテニス部で当日の仕事はないはずだ
その後、委員長たちによってくじは作られた。
文化祭でクラス以外の仕事がない男子は7人。7分の2かぁ。
席順でくじを引くことになった。
委員長
教卓の前で、委員長が差し出してくるくじを目をつぶってえいっと引いた。
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