サキ
ベルンカステ...あれ?
いつもは、ベルンカステルがいるはずなのに、今日は黄金の魔女ベアトリーチェが座っていた。
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
今はまだ知らなくても良い。
ベアトリーチェ
客人を立たせたままもてなすほど
非常識な妾ではない。
サキ
ベルンカステルがいない茶会は新鮮だった。しかし、この美しい魔女と茶会ができるのなら、とてもすごい体験だとサキは思った。
ベアトリーチェ
妾に、そなたの世界の話を聞かせてくれ。
サキ
これまでにあった、3人の魔女からはここは別の世界だと聞かされていなかったが、明らかに常識を覆したこの世界は、サキが住む世界とは違うことは サキも薄々気付いていたのだ。 なので、今更、ここは別の世界と言われても、なんとなく想像はついていたので、驚くことはないだろう。
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
そなたは騙されやすいということでもあるな。
サキ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
そちらの世界の話を聞かせてくれ!
サキ
サキ
ベアトリーチェ
じゃあ、今流行りのもの!
サキ
サキ
ベアトリーチェ
サキ
サキ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
サキ
ちょっと切って、その中にフルーツとか生クリームとか入れるスイーツなの!
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
サキ
サキ
サキ
サキ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
このクリームの中に、フルーツを入れるのか?
サキ
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
今度、持ってきてくれよ〜。
サキ
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
やはり、そなたの世界は聞いていて飽きない!
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
サキ
サキ
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
何か、お返しをしなくては。
サキ
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
サキ
ベアトリーチェ
サキ
サキ
ベアトリーチェ
呼んだ方が早いであろう。
サキ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
煉獄の七姉妹よ!
ベアトリーチェが腕を高くあげる。 すると、ベアトリーチェの周りに7つの黄金の光が現れ、7つの杭が現れた すると...。
サキ
乾いた反射の音を立て、あちこちに跳ね返る。しかし、焦るサキとは全く違い、余裕の表情をしてベアトリーチェは堂々と立っている。
ベアトリーチェ
妾の前にその姿をうつしたまえ!
すると、それまであちこちに反射していた7つの杭が一切にサキの前に並びその姿をうつした。
???
ベアトリーチェ
???
???
???
???
???
???
???
息をぴったり合わせ、返事をする。 やはり姉妹だからなのだろうか? その格好は赤の短いジャケットを着て スカート?のようなよく分からないものを履いているのか、どうかさえも分からない、不思議な格好だった。
ルシファー
傲慢の杭!ルシファー!
レヴィアタン
嫉妬の杭!レヴィアタン!
サタン
憤怒の杭!サタン!
ベルフェゴーレ
怠惰の杭!ベルフェゴーレ!
マモン
強欲の杭!マモン!
ベルゼブブ
暴食の杭!ベルゼブブ!
アスモデウス
色欲の杭!アスモデウス!
ルシファー
ベアトリーチェ様に仕える
家具である!
サキ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
レヴィアタン
ベアトリーチェ様。
サキ
あまりにも情報量が多すぎて、頭がパンクしてしまいそうだ。 明日から、嫉妬の杭レヴィアタンと1日だけ一緒にいるのだ。 たとえ1日だけでも、サキにとっては死活問題だった。
サキ
急すぎるわよ!
ベルフェゴーレ
ベアトリーチェ
サキは妾の客人である。手を出すことはこの妾が許さぬぞ。
ベルフェゴーレ
ベアトリーチェ様。
サキ
サキ
あってるかな?
レヴィアタン
サキ
みんなもよろしく!
サキがそういうと、煉獄の七姉妹は 一斉に膝をついて
ルシファー
レヴィアタン
サタン
ベルフェゴーレ
マモン
ベルゼブブ
アスモデウス
サキ
サキ
サキは少し、びっくりしながらも、 毎日が楽しくなりそうと密かに思うのであった。