ころん
目が覚めたらすでにおなかが痛かった。
ころん
14年間体験したおなかの痛みとは比べ物にならない痛みが僕を襲った。
ころん
僕は動けないかと何回か寝返りを打った。
ころん
僕が寝ていた布団には血が付いていた…
ころん
次の瞬間僕の体は、震え始めた。
ころん
おなかは痛いし、なぜか血がついてるベット。
怖い…怖いよ…
誰か…助けて…
誰かの唸り声で目が覚めた。
さとみ
日曜日はみんな9:00に起きる。こんなに早く起きて、泣いてる人がいる…
さとみ
声は俺より幼い…ということはなーくん以外だ。
さとみ
そういって俺は真横にあるころんの部屋に入った。
さとみ
ころん
僕はもうすでに泣きじゃくっていた。
さとみ
さとみ
さとみくんだ…でも…
泣き止めない…
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ君はきっとななにぃを呼びに行った。
でも僕はまた一人になってしまった寂しさがあふれ
涙が止まらない…
ななもり
ずっと一人で泣いてると、ななにぃが入ってきた。
ころん
僕はしばらくしゃべれなかった
ななもり
ころん
ななもり
ななにぃは気づいただろうな…僕の癖に
ななもり
ころん
ななもり
ななもり
ななもり
…ななにぃは僕のペースに合わせてくれてる…
僕もそろそろ泣き止まなくちゃ…
……
ころん
ころん
ころん
ダメだ…怖いよ…
でもななにぃは待ってくれてる…
僕はベットから降りた。
怖くて話せないからだ。
ななもり
ころちゃんがベットから降りた。
ななもり
ころちゃんのズボンと布団には赤いしみがついていた。
ころん
そういうことだったんだ…
すべてがつながった。
朝から泣いていた。怖いといっていた。
なかなか話してくれなかった。不安そうに。
おなかが痛いって…
ななもり
俺は、ころんを抱きしめた。
ころん
ななもり
ころん
ころん
ななもり
俺はそのあと俺の腕の中で泣いていたころんの頭をなでながらさとみくんの帰りを待った。
三年前のあの日、弟のさとみくんがしてくれたように…ね。
コメント
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いいね110にしておきました(^-^)3回目だけど