美咲
って勢いよくおばあちゃんの
お孫さんのどこまで来たけど。
お孫さんのどこまで来たけど。
美咲
ここからどうするの。
世七
素直に話すんだ。
世七
まぁ 辻褄合わせは
しなきゃだろうけど
しなきゃだろうけど
ピンポーン。
美咲
え! いきなり正面から。
はい。どちら様ですか?
世七
(おばあちゃんなまえは!)
おばあさん
(菊本 雅代だよ。)
世七
菊本さんのお家であってますか?
そうですが……。
世七
菊本雅代さんの事で
少しお話がありまして
少しお話がありまして
すると、玄関扉が開く。
世七
すいません。突然 お邪魔しまして。
菊本 叶
母の件でどういったお話ですか?
世七
おばあちゃんに頼まれまして。
菊本 叶
頼まれた?
随分とお若い方ですが、母との接点は…
随分とお若い方ですが、母との接点は…
世七
…………………。
世七
あのショッピングモールです…。
美咲
(セナ 直球すぎだよ?)
菊本 叶
えっ。どうゆうこと?
世七
あのショッピングモールで
世七
おばあさんにお孫さんに
こちらを渡してほしいと。
こちらを渡してほしいと。
約束のぬいぐるみを渡す。
菊本 叶
じゃぁ あなたは母を
見殺しにされたんですか?
見殺しにされたんですか?
世七
そう言うことではありません。
菊本 叶
でも、あの場で母と会って
頼まれたと言うことは
爆発直後と言うことになりますよね?
頼まれたと言うことは
爆発直後と言うことになりますよね?
菊本 叶
見ず知らずのあなたに物を頼んだ
と言うことは…
と言うことは…
菊本 叶
こんなぬいぐるみなんかより
どうして母を…母を…
助けてくれなかったのよ
どうして母を…母を…
助けてくれなかったのよ
おばあさん
(叶 なんて言い方をするんだい。)
美咲
(セナ? 大丈夫…?)
拳を作り、必死に堪える世七。 自分も負けないくらいつらいのに…
菊本 叶
こんかぬいぐるみなんて。
そう言ってぬいぐるみを投げる叶。
その瞬間…おばあさんの 表情は寂しそうな顔へと変わった。
世七
僕の…僕の…事はいいです。
世七
悲しい気持ちも痛いほどわかるから
菊本 叶
何がわかるの。何も知らないで
菊本 叶
知ったふうに言わないで。
世七
僕もその事件で家族みんな失いました。
世七
だから…だから…辛いのは痛いほど…
菊本 叶
えっ。家族みんな?
立ち上がりぬいぐるみを拾う世七。
世七
だけど だからこそぬいぐるみを
投げないで。お孫さんに渡して
投げないで。お孫さんに渡して
世七
ほしい。。。
世七
おばあさん泣いてたんだ。
世七
自分は死んじゃったのに
世七
孫との約束守れないって
世七
ごめん。ごめん。って
世七
これ渡せないと心残りになるって。
そんなに話の中。 孫の翔太くんが入ってきて いじってた携帯がパシャって シャッターを切る。
菊本 叶
ちょっと翔太。
すると
翔太
ばぁばぁ
翔太
ばぁばぁ
菊本 叶
えっ!
携帯の写真見るとそこには 雅代さんが写っていた。
菊本 叶
お母さん…どうして。
世七
おばあさんに僕が
頼まれたのは事故後です。
頼まれたのは事故後です。
菊本 叶
どうゆうこと?
世七
見えるんですよ。おばあさんが。
世七
信じてもらえないかもですが…
世七
ここもおばあさんが教えてくれました。
菊本 叶
母はずっとどこにいたんですか?
世七
あのショッピングモールです。
世七
翔太くんに会いたいと
渡したいものがあるって
渡したいものがあるって
菊本 叶
お母さん…ほんとに頑固なんだから。
菊本 叶
約束なんていいのに。
菊本 叶
でもありがとう…翔太喜ぶわ。
菊本 叶
ありがとう。
美咲
(偶然だけど…よかった。)
世七
じゃぁ 僕はこれで?
菊本 叶
あっ! ちょっと待って
世七
はい。
菊本 叶
ごめんなさい。
菊本 叶
あなたも辛いのに。
菊本 叶
私達以上に…辛いのに…
菊本 叶
ひどいこと言って
菊本 叶
本当にありがとう。
世七
今 おばあさん笑ってますよ。
世七
じゃぁ
そして、家を後にした。
おばあさん
本当にありがとうね。
おばあさん
娘がひどいこと言ってすまないね。
世七
大丈夫。大丈夫だよ。
美咲
もう行くんですね。
おばあさん
おかげで心残りがなくなったからね。
おばあさん
お前さんも早く来るんだよ。
おばあさん
待ってるからね。
美咲
はい。
おばあさん
セナやぁ。忘れないどくれ
お前が生き残ったのは
きっと意味があるということを。
お前が生き残ったのは
きっと意味があるということを。
世七
うん。ありがとう。
おばあさん
それはこっちのセリフだよ。
おばあさん
じゃぁ 行くさね。
そう言うと、おばあさんは消えていった。
世七
行っちゃったね
美咲
そうだね。
その帰りの事






