Timeless Love～なにわ男子BLストーリー～(丈橋編)

2人の話はさらに続いている。

あの時嬉しそうな顔をして歩くアイツに声をかけたかった。

【今誰のこと考えてた？】って。

けどあいつを含めた横断歩道を渡ろうとした人達に向かってくる車を見て・・・、

どうしても、助けたかった。

あいつ1人だけでも助けたかったから。

って言ってるけど、そのあいつって、【大橋くん】なんでしょう？ 」

私を助けてくれようとした時、彼から電話あったみたいだね

丈くんのスマホの着歴を見たみたいで、画面を見せる。

なのに俺はスマホを置いて愛梨を助けに行ってしまった。

⤴見ていたのか。

丈くんの正直な答えに・・・

と、愛梨が出ていこうとしたら・・・

愛梨が差し出したのは、大橋がよく落とすうさぎの形のキーホルダー。

今すぐ追いかけたいのにそんなことが出来ない自分がもどかしい。

と、愛梨さんは病室を出ていった。

そう、小さく呟いて。

和也目線

いつの間にかそう叫んでいたけど・・・。

幼なじみやし、親同士が決めていたんやったらそんな話が出てもおかしくないよな？

学生のうちに婚約するやなんて！

やるやん！

そうや、お祝い！みんなでお祝いしやな。

けど・・・・

ポタポタ( ´ •̥  ̫ •̥ ` )

涙が止まらんのや。

こんな時に、頼りにしたいのは大ちゃんで、タイミング良く掛かってくる。

もしかしてー、俺のテレパシー通じたかな？

相変わらず相手は大ちゃんやと思って安心しきっていたら、

聞きなれた低い声が返ってきて 、

⤴また、なんでって言うとるし、ひらがなやし・・・・(笑)

そして、携帯を落としそうになる

どちらも2回目(笑)

さらっと愛莉さんの名前を言い・・・

⤴パニック状態なので、婚約をこんにゃくと言っていることに気づいてません。

⤴ツボにハマったらしい

と、丈くんは心ではそう思っていたが

⤴なにげに素直に自爆

⤴なんかいつもと違って素直な気持ちを言い合う2人！

これは、もしかすると、もしかするかもよ？

丈くんからそう切り出した。

はっすんが言えないでいると・・・

俺は、病院に戻ろうと電車を降りた。

丈くんに会いたい！

会いたいんや！

そして、この溢れる気持ちをちゃんと伝えたい！！