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18 ー 19
バァンッッ……
燈李の打ったバックアタックはコート目掛けて飛んでいく。
菊池 陽真
陽真はそれを腕に当てたが、
ボールは上へとあがり、皆の頭上を通ってどんどん離れていく。
桐山 凌
日坂の皆は負けを覚悟をしたようにそのボールが飛んでいく様を見つめていた。
ただ一人を除いて__
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
一颯はバッとボールが飛んでいく方に駆け出した。
尾瀬 一颯
間に合え
間に合え
間に合え!!
尾瀬 一颯
もっと早く
もっと走れよ、俺の足!!
ボールはどんどん床へと落ちていく。
まだ……
終わりたくない!
まだ皆と、バレーを__
日坂の皆とバレーがしたいよ!
尾瀬 一颯
一颯は遠くに落ちるボールに手を伸ばしたが、
トッ………
ボールは床へとついたのだった。
ピッ
ピーーッ!!
試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
尾瀬 一颯
ダァンッ……
一颯は拳を床に叩きつけた。
尾瀬 一颯
陽真は一颯の方へ駆け寄ってきた。
菊池 陽真
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
菊池 陽真
尾瀬 一颯
ピッピー!
試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
真宮 謙心
千秋 燈李
真宮 咲久
真宮 謙心
宙丘の選手たちは飛び跳ねて喜んでいた。
千秋 燈李
真宮 謙心
真宮 謙心
千秋 燈李
真宮 謙心
真宮 謙心
真宮 咲久
咲久は自分の手のひらを見つめた。
真宮 咲久
真宮 咲久
千秋 燈李
真宮 咲久
咲久の目からぶわっと涙が溢れ出てきた。
真宮 咲久
真宮 咲久
真宮 謙心
真宮 咲久
真宮 咲久
真宮 咲久
真宮 謙心
一颯に対する劣等感とか嫉妬とか憎しみとか__
何度苦しい思いをしてきたのかわからない
だけどその苦しさも
全部今日のためにあったのかな……
真宮 咲久
千秋 燈李
真宮 謙心
試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
南 凪沙
桐山 穂乃果
桐山 穂乃果
南 凪沙
凪沙は涙ぐみながらこくりと頷いた。
桃園 芽衣
桃園 芽衣
芽衣は溢れてくる涙を腕で拭っていた。
南 凪沙
試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
柳家 克樹
柳家 克樹
水木 陸
森坂 雛
関 千紘
佐倉 蒼汰
水木 陸
何がダメだった?
どうして負けたんだ!
日坂は全力を尽くしたのに!!
水木 陸
いや、違うな。
全力を尽くした…だけど負けた。
全力を出しても勝てなかったんだ、宙丘という強豪には__
関 千紘
関 千紘
水木 陸
涌井 明里
水木 光
泣き続ける光の背中を優しく撫でた。
明里の涙も涙でいっぱいになっていた。
涌井 明里
涌井 明里
水木 光
悔しくて
悔しくて悔しくて__
涙が止まらない。
だけどそれ以上に選手たちは悔しいんだ
マネの私たちの仕事は選手たちの"ケア"。
泣いてばかりじゃダメだ……
選手たちは挨拶を終え、ベンチへと戻ってきた。
涌井 明里
倉見 修也
尾瀬 一颯
志保 優成
桐山 凌
涌井 明里
尾瀬 一颯
涌井 明里
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
涌井 明里
明里は涙を流しながら言葉を続ける。
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
尾瀬 一颯
菊池 陽真
涌井 明里
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
桐山 凌
凌の怒鳴り声が周りに響き渡る。
涌井 明里
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
涌井 明里
尾瀬 一颯
菊池 陽真
菊池 陽真
菊池 陽真
桐山 凌
涌井 明里
負けた……ってことは
もう尾瀬先輩やキャプテンとバレーはできない__
涌井 明里
明里はポロポロと涙を流した。
水木 光
ー 会場 観覧席 ー
涌井 明里
桐山 凌
水木 光
菊池 陽真
皆は黙って、試合を見ながらお昼ご飯やらを食べていた。
涌井 明里
ミーティングとか諸々、
皆の頭が冷えてからってことになった
倉見 修也
その時、修也が席から立ち上がった。
涌井 明里
倉見 修也
涌井 明里
涌井 明里
倉見 修也
コメント
3件
ほんと毎回だけどリアルすぎて泣けます。努力して、準備万端な状態で戦ってもなお勝てないと…。来年どうなるのか楽しみだし、この後の展開もとっても気になります!!感情移入すごくなります笑そのくらいこの話し大好きです!💕
もう終わっちゃうのか……寂しい……ほんとに今回の回は悔しいって言う気持ちが伝わってくるし……私もこの話が好きだったから寂しいけどこれからも頑張ってほしいなー 今回の回よかったですありがとうございます!