主
主
主
主
主
主
柚子
あかね
杉並木ヶ丘小学校の卒業式の日、私達は周りに変な目で見られるほど騒いでいた
あかね
柚子
柚子
あかね
柚子
あかねがいなくなったら私が独りになっちゃう
そんなこと言えなかった
言ったらまるであかねが悪いみたいだったから
本当は私が悪いんだ
あかね以外の友達をつくれなかった私が悪いんだ
柚子
柚子
柚子
あかね
あかね
私たちは指切りをして、家に帰った。
するとふいに、さっきまで止まらなかった涙が止まった
柚子
柚子
柚子
柚子
いつ独りになってもおかしくはないと思っていた
あかねは私と違って明るい性格だったから、私以外の友達なんてすぐにつくれそうだったから
でもいざとなると、なんとも言えない孤独感で私の心は満たされた
これから私のところにやってくるのは地獄だ
孤独という地獄だ
なんの取り柄もない私を友達として接してくれる人なんていない
なんの勇気もない私が新しい友達を作るなんて夢のまた夢の話
そんな事を考えながら4月を待った
有紗
胡桃
有紗
誰かの笑い声が聞こえた
柚子
柚子
あかねがいない中学校生活なんて2ヶ月前までは考えたこともなかった
いきなりあかねが引っ越すと聞き、動揺している間に卒業してしまった
卒業したらもう会えなくなるのに……
柚子
柚子
柚子
柚子
こうして私の中学校生活が始まった
私はこの時、これから自分の身に起こる事を考えてもいなかった
まさか、と笑ってしまうようなくらい予想できない事だったから
有紗
胡桃
入学式から2週間経った
私は相変わらず独りで休み時間は本を読んでいた
胡桃
有紗
胡桃
胡桃
有紗
柚子
有紗
有紗
柚子
柚子
有紗
柚子
柚子
有紗
有紗
胡桃
有紗
あの「有紗」って言う子が嘘をついていることは分かっていた
でも私には言い返す勇気がなかった
柚子
柚子
次の日
先生
柚子
先生
柚子
先生
柚子
先生
柚子
有紗
胡桃
有紗
胡桃
胡桃
有紗
胡桃
柚子
私は後ろに気配を感じ、振り返った
柚子
柚子
私は久しぶりに喜びを感じながら教室に戻った。
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♡連打したよーー