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Prologue
今まで、本気の恋なんてしたことなかった。
「好きです。」
「付き合ってください。」
そんな言葉はもう、聞き飽きた。
毎回同じシュチュエーションで告白される。
告白される度に、俺は断るんや。
何故かって?
「この人と恋がしてみたい。」
そう思わんからや。
みんな、することは同じ。
もう、飽きてん。
そんな毎日を送っとった俺やけど…
あの夏の日の体育館で、バレーボールをしていた先輩。
その姿に心を奪われたような気がしたんや。
「この人となら、恋ができるかもしれへん。」
そう、本気で思うたんや。
これが…一目惚れってやつか?
素直に言い直すとな…
俺は、あの夏の日の体育館で出会った君に、一目惚れしたんや。
あれは、蝉がうるさいくらいに鳴いとる、夏休み中の出来事だった。
今日も寝坊してもうた。
朝練に遅れたら、北さんに叱られてまう…。
そのような思いで、体育館に着いた俺は、見てしもうたんや。
一ノ瀬 陽葵.
一ノ瀬 陽葵.
一ノ瀬 陽葵.
宮 侑.
まるで、背中に翼が生えているかのように、高く飛び、スパイクを打っている姿を__。
そりゃあ、もう美しすぎて、言葉では説明できひんくらいやった。
俺は、その姿に一瞬で心を持っていかれた。
胸の鼓動がすごく速く鳴ってんねん。
俺は、この瞬間自覚した。
これが……
“恋”
だと___。
『あの夏の日の体育館で出会った君と__』
- ̗̀連載開始 ̖́-
作者.
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