4.少女と見守る者たち
とある病院。普通病棟の個室に1人の少女。彼女は窓の外を見ている。その顔は心なしかものふけている。
そしてその病室に近づく1人の影
千嘉
その人物は少女のカルテを見て確認した。そしてカルテを脇に抱えて病室のドアを開けた
千嘉
奏
奏は振り向かず、声だけで知らない人と判断した
千嘉
千嘉は奏に一礼する
奏
奏は振り向かず千嘉に質問する
千嘉
奏
奏はそう言って相変わらず窓の外を見る。千嘉は奏の背中を暫く見てにっこり笑い、窓を背にして奏の前に立つ
奏
千嘉
奏は驚くが千嘉はお構いなしにテキパキと検診を進める
奏
奏は小さい声で呟いた
千嘉
千嘉は検診の記録した。少女は無言で姿勢を正し再び窓の外を見る
千嘉
千嘉は疑問に思いながら病室を出た。すると…
千嘉に気づき慌てて柱に隠れる人影が見えた 千嘉は訳分からず静かに柱に近づいた。そこには20代半ばくらいの可愛らしい女性が隠れていた
千嘉
千嘉は女性に声をかけ、肩を軽く叩くとー
女性は千嘉に気づき慌てて後退りをした。見つめ合う2人。そして… 女性はその場から逃げてしまった
千嘉
千嘉そう思い、あまり気にせずナースステーションへ戻った
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