きらり
「ねぇねぇ、昨日の番組見た?あれ面白かったよね」
せいや
「あー!mmだろ?おもしろかったー」
山田
「僕も見たよ!やっぱりYさんおもしろいよね!」
山田
「な?さとし」
さとし
「あ、え、う、うん。」
せいや
「え、なんか反応薄くねーか?w」
きらり
「どうしたの?さとぴー元気ないよ?」
さとし
「いや?そんなことないよ?」
放課後
さとし
はぁ、みんなの話についていけないなぁ。まず僕mm見てないし。。どう反応しろって言うだよ。(心の声
染谷
「あ、さとしくんじゃないか」
染谷
「最近一人で帰ってるけど?どうしてみんなと帰らないんだい?」
さとし
「あ、染谷くん。いやぁ、みんなの話についていけないから、一緒に帰っても、ノリ悪いとか思われそうでいやなんだよね」
染谷くんとは、中学が一緒だっただけで、近くの高校だから帰り道時々会うというような浅い関係だ
きらり
「あー!いたいた!もーう最近さとぴーノリ悪いー!一緒帰ろーよー?」
さとし
「あ、いや、うん、、いいよ」
きらり
「ん?隣の子は?お友達?」
きらり
「こんにちわ〜」
染谷
「あ、どうも、それじゃ僕は。」
染谷
「じゃあね、さとしくん。」
さとし
あ、うん、バイバイ
その日は、きらりちゃんと帰った
次の日、僕は学校を休んだ
その次の日は学校へ行った
学校へ行って、椅子に座ると、椅子がまるでポッキーが折れるかのように簡単に折れ、崩れた
咄嗟のことに体制を崩した僕は床に尻もちを着いた、そのときは一体何が起きたのか想像もつかなかった。
周りを見渡すと、こっちをみてクスクス笑うせいや、山田、そして2人と仲の良い水島千代と櫻井京子がいた
さとし
「痛ったいなぁ、いたずらにしてはやりすぎだよ、なんだよ、今日はついてないや。」
そうやって、ぶつくさと独り言を言いながら、とりあえず気にしてないふりをしていた
その日は他には特に何も無く。半日が終わり。帰宅した
さとし
「あれ、今日は確かに現代文の授業があったのに、教科書がない。落としたのかな?いや、学校に忘れたのかな、明日確認してみよっと」
次の日学校に行って確認すると、落し物箱から現代文の教科書が見つかった
でもそれは、カッターかなにか鋭利な物でズタズタにされている。どう見ても僕のものでは無いと思った
しかし。
裏を見ると。そこには僕の名前が書いてあった
1年2組、鶴永智、と。
全くわからない。せいやか?山田か?それともふたりと仲の良いあの女子のどちらか?
さとし
「いやぁ、考えすぎか。昨日のことだけで決めるのは良くないやね。」
そうやってまた一人でぶつくさといいながら、とりあえずはその教科書を回収して、朝いちのSHRへいった