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5 - 第5話 そばにいたから

♥

52

2024年11月24日

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ー  神山高校  ー

ー  3年C組 教室前  ー

🎈。

(…中に入っちゃえば大丈夫。)

🎈。

(誰にも話しかけられることはない。)

🎈。

(…だけど、役者の子は__)

🥞。

『満月世界旅行』…ここか?

🎈。

あ…うん!ここで合ってるよ!

☕。

なんだか、タイトルからストーリーを想像しにくいな…

🎈。

ふふっ、まぁそういうのも含めて楽しみにしといておくれよ。それじゃあ早速、中に__

生徒達

お!神代じゃないか!

🎈。

…!

🎈。

__皆!あれ、この時間の役者だったっけ?

生徒達

いや、本当はもう少しあとなんだが…代わってほしいと頼まれたからな!

🎈。

そっか…そうだったんだね。

🌟。

そうだったんだな。体を壊さないよう、頑張ろうではないか。

生徒達

はいよー!

🥞。

…誰なんだよ。

☕。

さぁ?

生徒達

取り敢えず早く入ろうぜ!

🎈。

そうしようか。

🥞。

…外から見た感じ、なんか小物で中がいっぱいだが、どうなってるんだよ。これ。

🌟。

入ってからのお楽しみだ。

🎈。

それじゃ、僕達はせっかくなら特等席にご案内させてもらおうかな〜。

🌟。

ガイド、的なのか?

🎈。

そんな感じさ!

🌟。

まぁいい。差し入れなどもあるしな、特別サービスという形で。

☕。

わ…人がいっぱいだな。

🥞。

そんなもんだろ。というか、すんげぇ舞台だな…教室でこんなの用意出来んのか…。

🎈。

__それじゃ、せっかくだし一番前の席にご案内しちゃおうかな!

🌟。

関係者席という事にしておこうか。

🥞。

は、え、は!?

☕。

い、一番前の席か…

🎈。

取り敢えず、ほら!来てごらんよ!

🥞。

というか、この時点で照明明るすぎじゃねぇか!?

☕。

目、目が痛い…

🎈。

ほらほら!

🎈。

__よし、ここでいいかな。

🌟。

ちょっと待ってくれ。楽屋から色々と持ってこよう。

🎈。

分かったよ〜。

🥞。

こ、ここか…?

☕。

随分と豪華な…

🎈。

まあまあ、取り敢えず座って座って〜!

🌟。

持ってきたぞ。

🥞。

本当に色々あるじゃねぇか…

☕。

でも、せっかくだから満喫しようではないか。

🥞。

それもそうか。

アナウンス

皆様、今日は3年C組の『満月世界旅行』にお越しいただき、誠にありがとうございます。

アナウンス

もうすぐ開演となりますので、照明の明かりにお気を付けてご覧ください。

🎈。

あれ?もうそんな時間か。ほら行こうではないか!

🌟。

わかった。

生徒達

ーーーーー!!

生徒達

〜〜!

🌟。

ーー、ーーーー。

🥞。

投げっぱなしじゃねぇか…

☕。

でも、それ含めて類達らしいじゃないか。

🥞。

そうか…?

🎈。

ーーーーー。さあ、行くんだ。ドクターテンマ!

🥞。

__は?

☕。

わ…司が観客席の方に…

🥞。

…真っ直ぐに刺さってやがる。

☕。

…凄いな、

🎈。

どう?良かったかい?

🌟。

…投げっぱなしに脚本を書いただけだけどな。

🥞。

だからあんな劇なのか…

☕。

それでも、類の好きな演出なども組み込まれていて素敵だったと思う。

🥞。

まぁ、それはそうだな。

☕。

それに最後のあの演出、作業中研究してると話していたものだろ?

🎈。

……!

🥞。

あー、あれか。最初はもっと簡単な演出だと思っていたが…

☕。

まさかな。

🌟。

…それでも、類らしいじゃないか。

🥞。

確かにな。アイツいっつも、MVの盛り上がり部分悩んでるし。

☕。

でも、最後月の住民に地球を支配されるというのには驚いたがな…

🎈。

ふふっ♪それじゃあみんな、受付で特典もらっていってくれよ♪

🎈。

(でも__)

🎈。

(元々は、いっつも使う簡単な演出だったんだよね。)

🎈。

(最初僕は、いっつも使ってる注目させるような演出にしようって思ってたけど__)

🎈。

(でもみんなが最後に、使ったことのない演出を使って驚かせるのはどうだって提案してくれて。)

🌟。

ほら、こっちだぞ。

🥞。

へーへー。

☕。

…中々、充実していたな。

🎈。

(ホントにみんな、僕のこと、よくわかってくれてるな。)

🎈。

(僕が作業中に話してたこととか、どんな風に考えてるかとか、クラスのみんなも僕が普段どんな風にしてるかとか考えて提案してくれて。)

🎈。

(一緒にいるといつも、孤独の感覚が無くなってる気がして。)

🎈。

(みんなといる時間は、やっぱり僕にとって__)

🎈。

(…これからもずっと、ちゃんと、一緒にいたい。)

🎈。

(だから__)

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