コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日は、クリスマス・イブ
この日は、みんなが浮かれている。
泥棒
人混みに紛れて、ひとつの家族があった。
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
拓真
拓真
お母さんは、嘘をついていた。
お金がないせいで、プレゼントを買ってあげられないのだ。
拓真たちは、家についた。
お父さんが残していった借金のせいで、家具のほとんどが盗られて行って…
もう、家しか残ってない状態だ。
拓真
拓真
お母さん
お母さん
もう、お母さんにはどうでもよかった。
明日、クリスマスの日に2人で心中でもしようかと考えていた。
なんなら、今日殺人鬼が入ってきて2人を一気にやってくれとも願った。
お母さん
お母さん
拓真
2人は、床に敷いたダンボールと
クリスマスには、似合わないような薄い布をかけて眠りについた。
そんな夜に…
泥棒
泥棒
泥棒は、拓真の家がある住宅街に目をつけた…
泥棒は、子供がいる家を前の日から調べていて、そこを奥から順々に入って行く。
拓真の家は、最後から2番目になった。
泥棒
泥棒
泥棒
泥棒
泥棒
泥棒は、着々と盗みを働いた。
そしてついに、拓真の家の番になった。
泥棒
泥棒
泥棒
泥棒は、拓真の家に入ってきた。
泥棒
泥棒
泥棒
泥棒
別の部屋の中央と、隅に紙が1枚ずつ落ちていた。
泥棒は、ドアの近くにある紙を先に手に取った。
泥棒
泥棒
泥棒
紙をよく見ると…
泥棒
泥棒
次に、もう1つの紙を見るとそこには子供の字があった。
サンタさんへ 僕のお父さんがいません。 また3人で一緒にご飯を食べたいです。 おいしいご飯とお父さんをください。 たくま
泥棒は、この家の事情がだいたいわかった。
泥棒
泥棒
泥棒は、迷った。
今、そこらの家から盗ってきたものをここに置いておけば借金は、返せるはずだ。
泥棒
泥棒は、横にあるキッチンの方を見た。
そこには……
牛乳と、「サンタさんへ」と書いた手紙があった。
泥棒
泥棒は、心を決めた。
泥棒は、静かに盗んだものを置いていった…
クリスマスの朝
先に起きたのは、お母さんだった。
隣の部屋の中央に置かれてある物に目を疑った。
お母さん
よく見ると、近くに手紙があった。
お母さんは、よく分からなかった。
けれど、紙に書いてある指示に従って見た。
そこは、普通の質屋だった。
お母さん
お店の奥から、強面の店員さんがきた。
お母さんは、ある程度の事情を説明したら店員さんが…
強面の店員さん
強面の店員さん
といい、奥の方へ行き……数分後に紙袋を持ってきた。
中身を見ると、札束が入っていた。
強面の店員さん
そう言われて、店を追い出された。
それからは、皆さんの想像におまかせしますが、一言だけ言うと…
拓真くんのクリスマスのお願いはかなって、今は3人で幸せに暮らしています。
めでたし、めでたし