春
桜、
春
好きです
私が少し俯きながら
呟くと
彼はまた
微笑みながら
???
はは
???
もう結構散っちゃったけどね
照れ臭そうに
はにかんだ
???
あ!
何かを思い出した様に
彼は言う
???
そんなことより、引き止めちゃってごめんね
???
君、新入生だよね?
彼が申し訳なさそうに
謝る
春
あ、
春
全然大丈夫ですよ
春
楽しかったです…
春
あ!そうです!新入生です
???
楽しかった?
???
なら良かった笑
???
よし
???
えっとね
???
新入生の子は、自分の教室で待機!
春
ありがとうございます
???
こちらこそ〜!
???
話に付き合ってくれてありがとうね!
???
じゃあ!またね〜
そう言うと彼は
校門に向かって歩いていった.
私はなぜか
その時、彼から目を離さなかった
春
ん〜さっきの人……
優しい物言いと
柔らかな目、
春
(モテるだうな…)
なんて事を考えながら階段をのぼる。
一年生の教室は三階だ
すぐ着いた