ホラー・ミステリー
239
スノードロップ
1話から読む赤点ばかりの数学。
答案の隅に書かれた一言から、
放課後は少しずつ変わっていく。
優しくて、静かで、
どこか落ち着く時間。
帰る理由は、確かにあったはずなのに、
それを思い出すことが、少しずつ減っていく。
気付いているのに、気にしない。
気にしないまま、少しずつ削れていく。
──それでも、この場所は、嫌じゃなかった。
全14話
10,755文字
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