透明になったゆり子は
居ても立っても居られず
外に出た
チャリンチャリンッ!
ゆり子
(っと、危ない…!)
ゆり子
(みんな私のこと見えてないから)
ゆり子
(結構外に出るの危険だな…)
ゆり子
(…お腹すいた)
ふと、近くの八百屋にある
きゅうりに目がいった
ゆり子
(みずみずしくて、美味しそう…)
ゆり子
(…せっかく透明人間になったんだし)
ゆり子
(一個ぐらい…)
ゆり子はきゅうりを一つ、
若干手を震わせながらも
取ってしまった…
ピロンッ!
ゆり子
(あ、あのアプリだ…!)
アプリ
ゆり子様
アプリ
おめでとうございます!
アプリ
あなたは今、「きゅうり」をゲットしました!
ゆり子
(…え!?!なんでそれを…?)
アプリ
ですので、前に説明すると言った、
アプリ
透明人間メーターについて報告したいと思います。
アプリ
透明人間メーターは、ゆり子様が透明人間にしか出来ない、
アプリ
又は許されないことをした時に、貯まります。
アプリ
今のきゅうりで、10ポイント貯まりました。
ゆり子
(…10ポイント?)
アプリ
このメーターが100まで貯まった時
アプリ
きっと何か大きなことが起きるでしょう。
ゆり子
(大きなことって?)
アプリ
大きなことは100ポイント貯まれば、
アプリ
お教えします。
ゆり子
(…なんだろ?大きなことって)
ゆり子
(100ポイント…)
ゆり子
(貯めてみようかな…)
ゆり子は人にぶつからないよう、 気をつけて歩きながら考えた
ゆり子
(透明人間しか出来ないこと…)
ゆり子
(うーん、なんだろう)
ドンッ!!!
ゆり子
(痛っ!!)
涼太
痛ッテ〜!
ゆり子
(あ!涼太じゃん!なんでここに?)
ゆり子
(学校サボってんの…?)
涼太
あれ?人に当たった気がするのに誰もいない
ゆり子
ゆり子
(そうだ…私は透明だった)
涼太
…?ああそんなことしてる場合じゃなかった!
涼太
急がないとー!
ゆり子はすることもなく、 家に帰った
ゆり子
(ただいま…)
ゆり子
(お母さん達、心配してるかな…?)
母
んもう!ほんと勘弁してほしいわ!
父
まあまあ、母さん!
母
連絡ぐらいしても良くない?!
父
でも、ゆり子なら大丈夫だろう
母
…まあそうね、あの子意外と図太いし
母
この前みたいに心配するだけ無駄ってやつよ
ゆり子
(…なにそれ!!ひどい!)
ゆり子
(もう…こんな家捨ててやる!!!)
ゆり子
(私がこんなに困ってるのに…)
ゆり子はテーブルにある花瓶を 思いっきり床に打ち付けた
バリンッ!!!
母
えっ?なに!?
父
風か?…いや、窓開けてないよな
ゆり子は家を飛び出した
ピロンッ!
アプリ
ゆり子様
アプリ
たった今20ポイント貯まりました。
アプリ
これで計30ポイントです。
ゆり子
(何よ!空気読めないアプリね!)
ゆり子
(はあ…どこに行こう…)
その時、涼太がゆり子の前を通った
ゆり子
(涼太…?こんな時間に?)
涼太
はあ…
ゆり子はとっさに涼太の後をつけた
涼太
ただいま
母さん
ああ、お帰り涼太
母さん
おつかいありがとね。
母さん
悪いんだけど、みさのオムツ変えて、ご飯を簡単に作ってくれる?
涼太
いいよ
ゆり子
ゆり子
(…そうだったんだ。涼太は学校サボってたと思ってたけど、違うんだ…)
母さん
ごめんね、母さんの病気のせいで
母さん
あんたが不自由して
涼太
いいんだよ、全然気にしてない
涼太
…あ、オムツ変えてくる
ゆり子
(涼太…いい人だな)
ゆり子
(私なにやってんだろ…)
ゆり子
(…帰ろ)
ガチャンッ!
母
はああああ?!!
母
コンタクトの請求120万!!??
父
ゆり子の仕業だな?!
母
あの子なにしてくれるのよ!
父
全く!だから友達の家に逃げてるのか!!
母
きっとそうよ!!!
ゆり子
(ひゃっ、120万??!!)
アプリ
(^ ^)






