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首を傾げる累に信愛は 霊視のメカニズムを解説する

赤迫累

なるほど・・・

赤迫累

ようはみんなは先天的に
霊気を有してるけど

赤迫累

その霊気が微量だから
潜在的に霊圧を拒否して
霊視が出来ない

赤迫累

そういう事か?

白縫信愛

その通りです

白縫信愛

だから私が霊視を
出来るのは

白縫信愛

産まれながらに
有してる霊気が

白縫信愛

人よりも
多いからなんです

赤迫累

だからふたりの
霊気の結合をして

赤迫累

無理矢理俺の霊気を
底上げしてから

赤迫累

俺が霊視をできる
ようにするって事か

白縫信愛

はい・・・

菅生茜

でもさ?信愛?

菅生茜

そんな魔法みたいな事
本当に出来るわけ?

白縫信愛

やった事ないけど
出来るかもしれない

花牟礼さくら

なんでそう思うの?

白縫信愛

千歳の時の事を
思い出してみてよ

菅生茜

千歳さんの時?

白縫信愛

私の霊気は千歳の
霊気より少なかったから
千歳を目視できなかった

白縫信愛

けど佳苗に取り憑いてもらう事で霊気を底上げして

白縫信愛

私は千歳を目視できたの

八乙女焔垂

なるほど・・・

八乙女焔垂

霊気を結合して
底上げする事自体は

八乙女焔垂

可能だって既に
実証済みってわけか

白縫信愛

けど私は霊じゃないから
累さんに取り憑けない

白縫信愛

だったら擬似的に
私が累さんに憑依してる
状態を作り出すの

菅生茜

そんな回りくどい事
なんてしないでさ

菅生茜

佳苗が累さんに
取り憑けば
いいんじゃない?

白縫信愛

私は佳苗と魂で
結ばれてる状態だから

白縫信愛

佳苗に取り憑かれても
無事で済んだけど

白縫信愛

累さんは違うかもしれない

花牟礼さくら

確かにそっか・・・

花牟礼さくら

何が起こるか
分からないもんね

白縫信愛

そういう事

白縫信愛

ですので今から
霊気結合の儀式を
始めます!

白縫信愛

いいですね?

赤迫累

ああ・・分かった

赤迫累

よろしく頼む

信愛は自分の手と累の手を 縄結いで繋ぎ合わせる

白縫信愛

いいですか?累さん

白縫信愛

これが成功したら
沙月さんの霊を
目視できます

赤迫累

ああ・・・

白縫信愛

目視できるのは私と
縄で繋がっている
間だけですから

赤迫累

ああ・・わかった

白縫信愛

では初めますよ

赤迫累

ああ・・頼む

信愛と累はゆっくり目を閉じる

白縫信愛

霊堂霊冥霊界遊鬼

白縫信愛

眼界共鳴戮力協心

白縫信愛

浄化清明合掌礼拝

白縫信愛

霊気をひとつに

白縫信愛

霊脈を繋ぎて

白縫信愛

霊魂結合

赤迫累

・・・・・

白縫信愛

累さん・・目を
開けてください・・

赤迫累

・・・・・

累はゆっくりと目を開ける

赤迫累

・・・・・

姫百合沙月

累・・・

赤迫累

!!!!!!

赤迫累

さ、沙月・・ぐすっ

さっきの顔を見た累は 大粒の涙を流しながら その場に崩れるように座り込む

姫百合沙月

もう・・何泣いてんの?

姫百合沙月

しばらく見ない間に
泣き虫になっちゃった?

赤迫累

バ、バカ言ってんじゃ
ねーよ・・ぐすっ

白縫信愛

(成功したみたいだね)

白縫信愛

(良かった・・・)

信愛は累と沙月が会話している事で 霊気の結合が成功したのだと確信し 安心したように胸を撫で下ろす

赤迫累

ごめんな・・沙月

赤迫累

俺がさっさと
告ってりゃ・・・

赤迫累

お前に行動させる事も
なかったんだよな

赤迫累

全部・・全部
俺の責任だ・・

赤迫累

ごめんな・・ぐすっ

姫百合沙月

バーカ!そんな事
思ってないってば

赤迫累

沙月・・ぐすっ

姫百合沙月

でも私ずっと心配
してたんだからね?

赤迫累

え?心配?

姫百合沙月

あの詐欺師だよ!

姫百合沙月

もう、累ったら
あんなヤツにころっと
騙されちゃうんだもん

姫百合沙月

心配しすぎて寿命
縮まるかと思ったよ

姫百合沙月

てかもう寿命
ないんだった(笑)

沙月は小さく舌を出す

赤迫累

笑えねーよバカ(笑)

赤迫累

でも・・ずっと側に
居てくれたんだな

姫百合沙月

ずっと近くに居たよ

赤迫累

そうだったんだな・・

姫百合沙月

でもさ?まだ
面と向かって

姫百合沙月

言ってもらえて
ないんだけどなぁ〜

赤迫累

え?

姫百合沙月

え?って何
とぼけてんの!

姫百合沙月

私にずっと言いたかった
言葉があるじゃん!

姫百合沙月

ほら!ほら!

沙月は何かを期待 しているような表情で 累に言葉を求める

赤迫累

・・・・・

赤迫累

ずっと好きだった・・・

姫百合沙月

過去系なの?

赤迫累

あ、いや、その、えっと

赤迫累

コ、コホン・・・

赤迫累

好きだ・・愛してる

姫百合沙月

きゃー❤︎愛してるだって❤︎

沙月は両手で頬を押さえながら 満悦といった表情で飛び跳ねる

赤迫累

沙月はずっと俺の
心の支えだよ

累はペンダントを握りしめて微笑む

姫百合沙月

そのペンダント
気に入ってくれた?

赤迫累

ああ、気に入ってるよ

赤迫累

一生使うからさ
このペンダント

姫百合沙月

約束だからね?
ずっと使ってよね?

赤迫累

ああ・・当たり前だ

赤迫累

沙月からの
プレゼントだからな

赤迫累

千切れても使うよ

姫百合沙月

千切らないでよっ!

赤迫累

そう言う意味で
言ってんじゃねーんだよ

姫百合沙月

きゃはは、分かってるよ

姫百合沙月

じゃあ・・累

姫百合沙月

そろそろお別れだね

赤迫累

え?

白縫信愛

沙月さんが成仏
し始めてます・・

赤迫累

成仏・・・

信愛の言葉通り 沙月の体は徐々に消えかかっていた

赤迫累

沙月!

姫百合沙月

こうしてまた
話せてよかった

赤迫累

沙月・・ぐすっ・・

姫百合沙月

泣かないの・・ぐすっ

赤迫累

お前だって
泣いてんだろーが

姫百合沙月

天国で待ってるから

赤迫累

ああ・・待っててくれ

赤迫累

必ず逢いに行くからさ

姫百合沙月

絶対だからね?

姫百合沙月

絶対私を見つけてね?

赤迫累

ああ・・見つけるさ

赤迫累

必ず・・・

姫百合沙月

累・・またね

沙月は累に口付けをすると 体が空に光の河となって消えていく

赤迫累

沙月・・またな

赤迫累

ありがとう・・・

赤迫累

まさか沙月と
こうして話せるなんて
夢にも思ってなかった

赤迫累

本当にありがとう

累は信愛に深々と頭を下げる

白縫信愛

なんか沙月さんって
ユニークで明るい人ですね

赤迫累

昔から進歩
してねーんだよ(笑)

赤迫累

でもその明るさに
俺は何度も救われたんだ

赤迫累

それに嬉しかった

白縫信愛

嬉しかった?

赤迫累

好きなヤツが変わらずに
居てくれた・・・

白縫信愛

累さん・・・

赤迫累

姉貴も悪かったな
散々心配かけて

赤迫美月

ぐすっ・・

赤迫美月

うぐつ・・ひっぐ

赤迫美月

うわあぁあぁあぁん

赤迫美月

よ゛がっ゛だあ゛〜・・

赤迫美月

よ゛がっ゛だね゛〜・・

美月は号泣しながら累を抱きしめる

赤迫累

ちょ、やめろよ!おい!

白縫信愛

ふふふ

花牟礼さくら

累さんと沙月さんの関係
すっごく憧れちゃうな

白縫信愛

そうだね♬

八乙女焔垂

・・・・・

焔垂は茜の顔を黙って 見つめていた

菅生茜

なに私の顔
ジロジロ見てんの?

八乙女焔垂

あ、いや、別に

焔垂は顔を赤くして目を逸らす

白縫信愛

(八乙女くん?)

八乙女焔垂

・・・・・

それから数日後の 怪異探求倶楽部部室

菅生茜

うっそ!?

白縫信愛

本当ですか!?

赤迫美月

まぁ、みんなが迷惑
じゃないならだけどね

花牟礼さくら

迷惑なんかじゃないよ

浦添朝陽

そうですよ!むしろ
こっちからお願い
したいくらいです!

赤迫美月

そう?良かったぁ

皆が盛り上がっていると 焔垂が部室に入ってくる

菅生茜

聞いてよ焔垂!

白縫信愛

美月先生が倶楽部の
顧問やってくれるんだって

八乙女焔垂

そっか・・・

八乙女焔垂

・・・・

焔垂はどこか上の空のようで 空返事をする

花牟礼さくら

あれ?リアクション
意外に薄いね

花牟礼さくら

もっと──

花牟礼さくら

まじでか!?

花牟礼さくら

みたいなリアクション
すると思ってたのに

浦添朝陽

何かありました?

八乙女焔垂

いや、別に・・・

白縫信愛

(どうしたんだろ?)

八乙女焔垂

あのさ、茜・・・

菅生茜

ん?なに?

八乙女焔垂

今からちょっと
時間ないか?

八乙女焔垂

話したい事があるんだけど

菅生茜

えー!?今から!?

八乙女焔垂

どうしても茜に
伝えたい事があるんだ

八乙女焔垂

頼むよ・・・

菅生茜

・・・・・

菅生茜

分かったよ

八乙女焔垂

じゃあ着いてきてくれ

菅生茜

はいはい、しょうがないな

茜はやれやれと言った様子で 焔垂と一緒に部室を出ていく

白縫信愛

・・・・・

白縫信愛

八乙女くんってば
どうしちゃったんだろ?

浦添朝陽

どうしても
伝えたい事だって
言ってましたけど

花牟礼さくら

もしかして・・・

花牟礼さくら

焔垂のやつ・・・

八乙女焔垂

悪いな急に連れてきて

菅生茜

まぁ、別に良いけど

菅生茜

それより私に
伝えたい事って?

八乙女焔垂

俺は・・累さんと沙月さんを見て俺・・思ったんだ

菅生茜

何を?

八乙女焔垂

約束された未来は
ないってさ・・

菅生茜

ん?

菅生茜

なに?それ?

八乙女焔垂

いや、だから

八乙女焔垂

今を当たり前だと思っちゃ
ダメだって事だよ

菅生茜

なに?説教?

菅生茜

説教する為にわざわざ
屋上に呼んだわけ?

八乙女焔垂

あ、いや、だから
そうじゃなくて

八乙女焔垂

えー・・っと

菅生茜

あのさ?結局
何が言いたいの?

白縫信愛

え?うっそ?本当に?

花牟礼さくら

多分焔垂は
そのつもりだと思う

赤迫美月

こうしちゃ
いられないわ!

赤迫美月

みんな行くわよ!

白縫信愛

え?行くって?

赤迫美月

何言ってんのよ!
盗み聞きするのよ!

花牟礼さくら

お!良いね!美月ちゃん♬

花牟礼さくら

ノリ良いじゃん♬

浦添朝陽

いやさすがに
盗み聞きは──

白縫信愛

よし!行こう!

浦添朝陽

信愛先輩まで!?

白縫信愛

何言ってんの!

白縫信愛

ほら行くよ!

信愛は朝陽の手を引き 皆を引き連れて部室を飛び出す

八乙女焔垂

俺は茜とは幼馴染のまま
この先もずっと変わらない

八乙女焔垂

漠然とそんな風に
思ってたし

八乙女焔垂

そう信じて
疑わなかった

八乙女焔垂

けど別れの日は突然
やってくるんだよな

菅生茜

・・・・・

八乙女焔垂

想いを伝えるのを
躊躇った挙句

八乙女焔垂

二人が別々の道を
歩む事だってあるし

八乙女焔垂

どっちかが事故で死ぬ
可能性もあるんだよ

菅生茜

焔垂・・・

八乙女焔垂

だから・・だから

八乙女焔垂

俺は後悔しないように
自分の想いを茜に伝えたい

菅生茜

想いって・・・

八乙女焔垂

俺は──

白縫信愛

うわぁ!

いきなりドアが開き 信愛が出てくる

八乙女焔垂

え?

白縫信愛

ちょっとさくら!
押さないでよね?

花牟礼さくら

違う!私じゃなくて
朝陽くんだよ!

浦添朝陽

え!!僕ですか?

浦添朝陽

僕って言うより先生──

赤迫美月

私?私じゃないでしょ

菅生茜

みんな何やってんの?

白縫信愛

あ、いや、その
あはは・・・

花牟礼さくら

歴史的瞬間を
目撃したいなみたいな

八乙女焔垂

・・・・・

焔垂は黙って 屋上から去ろうとする

しかしそんな焔垂の手を茜が掴む

菅生茜

どこ行くの?

八乙女焔垂

いや、その・・・
ま、また別の機会に

菅生茜

今日私が事故に遭って
死んじゃうかもよ?

菅生茜

約束された未来は
ないんでしょ?

八乙女焔垂

・・・・・

菅生茜

後悔しないように
想いを伝えるんでしょ?

八乙女焔垂

・・・・・

焔垂は生唾を飲み込む

八乙女焔垂

菅生茜さん!

菅生茜

は、はい・・・

八乙女焔垂

ずっと──

八乙女焔垂

ずっと好きでした

八乙女焔垂

俺と──

八乙女焔垂

付き合って下さい!

焔垂は深々と頭を下げて 右手を茜に差し出す

菅生茜

・・・・・

白縫信愛

ゴクリ・・・

信愛たちが焔垂と茜の 一挙手一投足に注目している

菅生茜

アンタって只の
オカルトオタクだし

菅生茜

いちいち
口うるさいし

菅生茜

高校生にもなって
まだまだガキだし

八乙女焔垂

・・・・・

菅生茜

そんな奴とさ
付き合ってくれる
心優しい人居ないっしょ

八乙女焔垂

・・・・・

菅生茜

これからもずっと彼女
なんて出来ないだろうし

菅生茜

だから──

茜は一歩踏み出し 焔垂に抱きつく

八乙女焔垂

!!!!!!

白縫信愛

(茜・・・)

菅生茜

仕方ないから
彼女になったげる♬

八乙女焔垂

え!?マ、マジで!?

八乙女焔垂

本当に!?

菅生茜

まぢだよ❤︎

茜は焔垂にキスをする

白縫信愛

きゃー❤︎

花牟礼さくら

きゃー❤︎

赤迫美月

きゃー❤︎

信愛、さくら、美月は 互いに手を取り合い ピョンピョン飛び跳ねる

浦添朝陽

バンザーイ!バンザーイ!

八乙女焔垂

あ、ありがとう・・

菅生茜

浮気とかしたら
殺すからね❤︎

八乙女焔垂

あ、ああ・・・
絶対にしないよ

赤迫美月

よし!今日は二人が
付き合った記念で

赤迫美月

ご飯食べに行きましょ!

赤迫美月

私が奢るわ!

花牟礼さくら

え!?本当に!?

赤迫美月

ええ・・もちろんよ!

赤迫美月

みんなには累を
助けてもらった
恩もあるしね♬

菅生茜

やったー♬

菅生茜

ね?焔垂❤︎

八乙女焔垂

あ、ああ・・・

焔垂は恥ずかしそうに 人差し指でこめかみを ポリポリと掻く

浦添朝陽

さぁ♬食べに行きましょ♬

こうして美月の相談から始まった 霊貴冥孤逮捕は

焔垂と茜の長年の恋を実らせる と言うハッピーエンドを迎えた

数日前 6月25日水曜日

オカルト雑誌 「MW−ムウ−」編集部

編集部では編集長がなにやら 怒りに満ちた表情で朝刊を読んでいる

編集長

まったく・・・

編集長

馬場(ばば)のヤツ・・

そこにMWのライター 馬場龍河(ばばりゅうが)が 出勤してくる

馬場龍河

お疲れーっス

編集長

おい!馬場!
ちょっとこっち来い!

馬場龍河

なんスか?

馬場龍河

何かあったんスか?

編集長

何かあったか
じゃねーんだよ!

編集長

お前が先月号で
取り上げた霊貴冥孤

馬場龍河

ああ、あれっスね

馬場龍河

どうでしたか?
反響ありました?

編集長

反響どころの話
じゃねーんだバカ!

馬場龍河

え?どういう
意味っスか?

編集長

パクられたんだよ

馬場龍河

パクられた?

馬場龍河

まさか週刊文秋にネタ
パクられたんスか?

編集長

そっちじゃなくて
逮捕されたって意味だ

馬場龍河

え?逮捕!?
マジっスか!?

編集長

ああ・・これだよ

編集長は龍河に 朝刊を投げつける

馬場龍河

どれどれ・・・

龍河は朝刊に目を通す

馬場龍河

狗頸学園高校の生徒が
詐欺師の悪事を見事暴く

馬場龍河

霊感商法詐欺師
霊貴冥孤逮捕

馬場龍河

え?詐欺師
だったんスか?

編集長

詐欺師なんか雑誌で
扱いやがって!

編集長

おかげで今朝から
クレームの嵐だよ!

馬場龍河

あ、すいません

編集長

お前ちゃんと
取材したのか?

馬場龍河

いやぁ、実は
俺も噂程度にしか
聞いた事無くて

馬場龍河

それに締め切りも
ギリッギリだったんで

馬場龍河

この際記事に出来りゃ
何でも良いやって思って
思いつきで書いたんスよね

編集長

そんな事
だろうと思ったよ

編集長

テキトーに記事
書きやがってよ!

編集長

今度はきちんと
取材してから記事書け!

編集長

分かったか?

馬場龍河

はい・・すいません

編集長

次はあれか?
カルネ何とかだったか?

馬場龍河

カルネアデスバスです

編集長

ああ、それだそれ

編集長

実在すんのか?

編集長

終電後に徘徊する
無人のバスなんてよ

編集長

確か行き先が──

馬場龍河

まぁ、そこは調べて
みないとなんとも

編集長

テキトーに記事
書いてたくせに
何が取材だよ

編集長

まぁ、いいけどよ
次はしっかり頼むぞ?

馬場龍河

はい・・・

龍河は軽く返事をすると 朝刊を読む

馬場龍河

(狗頸学園高校の
怪異探求倶楽部ね・・)

馬場龍河

(何者なんだ?
こいつら・・・)

馬場龍河

(どうやって霊貴の
悪事を見抜けた?)

馬場龍河

(カルネアデスバス
のついでに)

馬場龍河

(調べてみるか・・・)

編集長

あと!分かってる
と思うがな?

編集長

間違っても高校生を
調べようとすんなよ?

馬場龍河

あはは・・・
わ、分かってますよ

編集長

ったく・・本当に
分かってんのかよ

馬場龍河

(なんで分かったんだ?)

馬場龍河

(俺が高校生
調べようとしてるって)

馬場龍河

(まぁ、とりあえずはカルネアデスバスが先だな)

馬場龍河

じゃあ俺は早速
取材に行って来ます

編集長

しっかりな?

馬場龍河

うーっス

龍河はバックを背負い 編集部を後にする

File5 ハデスの代弁者

END

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