Reゼロから始める異世界生活（1）小説

これは、本気でヤバイ。

固い地べたの感触を顔面に味わい、彼は自分はうつむ背に倒れているときずいた

熱い熱い熱い熱い熱い熱い。

真っ赤に染まった地面が見える。

熱いと感じる訳だ。

（痛み）（熱）

どうやら人生の（結み）というやつだ

黒い靴が生み出しながら踏みつける。

誰かがいるんだ。そして誰かがおそらく、自分を殺したのだろう。

ただ願ったのは、彼女が無事でありますようにということだけだった。

鈴の音のような声が聞こえた気がする。

　　っ！

お前を救ってみせる。

次の瞬間

なつき・すばるは命をおとした

第１章（始まりの終わり）

これは、本気でまずい事になった、、

手の中の十円玉　　希少な（ギザ十）を指で弾いて少年は深いため息をこぼした

目の前を、巨大ナトカゲ風の生き物に引かれた馬車的な乗り物が横切っていった

2

なつき・すばるは、太陽係第３星地球で生を受けた

いくらか補足するのであれば

といったところだ。

頬をつねっても壁突きしても目はさめない

ため息をコボススバル。

言葉は無事に通じたし、商いも金銀銅貸といった認識について

置かれた状況と、あまりに初期装備を考えてそんな弱音が漏れ出す。

ケータイ（電池切れそう）、財布（レンタルビデオ屋の会員証多数）、コンビニで買ったカップラーメン（とんこつ醤油味）、同じくスナック菓子

使い古しのスニーカー（2年もの）の以上だ。

異世界招観がコンビニ帰りに起きたのだから仕方ない。まさにまばたきの一瞬だった

奇抜な服装にカラフルな頭髪の人々。そして何よりスバルに異世界招観の現実を押しつけるが、あじンの存在だ。

ざっと見渡したかぎり、（いぬ耳）（猫耳）は、発見した。代わり種だと

リザードマンっぽいのもちらっと見かけた

それだけ整理して、スバルはため息とは違う息を吐く。

これが、予想通りの展開なら、スバルはこれから現代知識を右へ左へ大活躍するはずだ。

だが、納得がいかない。

異世界ものにあるまじきメインヒロインの不在。

二次元世界ならあり得ない。召喚しておいて無目的で放置されたとあっては、やり捨てにされたようなものである。

現実、現代確認が終わったスバルは早くも現実逃避以外にやることがない。

ちらと両親の姿が脳裏を世切ったが、ホームシックを患っている余裕もない。

とにかくまずこの場をどうにかせねば、とスバルは立ち上がって大通りをと向けると、

その横を抜けようとして、

後ろからかたを思いきり掴まれて、見上げると大柄な男だ。背後に二人の仲間をつれており立ち居地を移動する。

その手慣れた動きに嫌な予感。