あの二人の姿を見てから
彼と普通に話すことが出来なくなってしまった、
自分から言ったのに、
あれから彼と関わることも少なくなった
本当は好きって気持ちでいっぱい、
渡辺翔太
あいつには彼女がいるんだから、
仁那はる(ひとなはる)
分かってる
仁那はる(ひとなはる)
諦めないとって思ってるよ、
仁那はる(ひとなはる)
でも、忘れることが、
仁那はる(ひとなはる)
できない、
それに気づいた翔太が少しずつ私の話を聞いてくれるようになって、
毎日のように聞く 『あいつには彼女がいる』
わかってる、わかってるよ、
そんなことわかってる でもわかってるのに どうしようも出来ない、
そう思いながら 顔を少し下げた時、
誰かに抱きしめられるような 感覚が…
渡辺翔太
その思い、
渡辺翔太
俺が消してもいい?
仁那はる(ひとなはる)
え?
今、翔太に何を言われたのか、 状況の把握がしきれず 目をあっちにこっちにと キョロキョロさせていると
渡辺翔太
俺、はるのそうゆうこと
渡辺翔太
見てられない、
仁那はる(ひとなはる)
だよね、見てられないよね、
渡辺翔太
だから俺がその思いを消したい、
『俺がその思い消したい、』 この言葉が頭から離れなくなってしまった、
渡辺翔太
あいつのこと俺が忘れさせる
渡辺翔太
俺じゃ無理?
仁那はる(ひとなはる)
翔太、
翔太に身を任せれば 蓮くんのことを忘れられる
そう思っていた、
でも
片想いの加速は
止められないものだと 私も、 翔太も 蓮くんも
みんなが知ることになる