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ころん
キッチンで夕食を作るさとみの背中は、いつになく殺気に満ちていた。
まな板の上のネギを刻む音が「トントントン」ではなく「ドンドンドンドンドォォン!」と、何かへの恨みを晴らすような重低音を響かせている。
さとみ
ころん
さとみは包丁を置き、濡れた手を拭きもせずにころんに詰め寄った。
その瞳には、夕食の献立よりも濃い執着が渦巻いている。
さとみ
さとみ
ころん
さとみは不敵な笑みを浮かべ、鍋に謎の液体(たぶん最高級の出汁)を注ぎ込んだ。
さとみ
さとみ
ころん
食卓に並んだのは、美味しそうなハンバーグ。
しかし、よく見るとケチャップで『一生、俺の所有物』と、皿の縁までびっしり書き込まれていた。
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころんが呆れながらもハンバーグを口に運ぶと、さとみはその様子を、まばたき一つせずに至近距離で観察し始めた。
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
結局、重すぎる愛のメッセージ付きハンバーグを完食し、
さとみの「おかわり(という名の独占欲)」に一晩中付き合わされるころんなのでした。