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■情事フラクタル■ 再掲
L「きもちえぇの?」
今夜も相変らず恥ずかしさで目を閉じたままの俺に、いつもながらの色香でそっと囁きかけるきみ。
兎「うん、···うんっ」 せめて返事くらいは素直に返したいと、やっとやっとで頷けば。
L「···うん、って······」
もう思わぬところで可愛え爆弾おとすね、なんて。耳を舐められた。
いや可愛いとは思わないけど、なにかがエルくんの何処かにヒットしたのかな。
女子みたいに可愛いわけじゃないし、きみに対してだって強がってばっかで。
そういう素直になれない俺をいつも大切にしてくれるエルくんの愛情って、すげぇ。
だって、第一こんな···どう見ても男な俺の体に欲情するだなんて、ほんとに俺がスキだってことでしょ?
嘘みたいだけど本当のコトなんだよね?
猛ったきみ自身を迎え入れる時はいつもいつもそれを実感する。 実感して、身体も頭もシアワセでいっぱいになっちゃったりする。
シアワセでいっぱいだと身体の感度も比例するようで···
L「うーくんっ、···そないに、締め付けてっ///」 兎「だ、って··· ぁ、はぁ···」
せわしない息の合間に精一杯のキスを交わせば、激しく舌を絡められて余裕がなくなる。
いや余裕なんてもうだいぶ前にベッドの端から落っことしてるけど···
全くもって余裕もなければ、一切合切きみにのぼせて今夜もだめになりそうな俺。
L「もぉ、もたんわ··· スパート、かけるで」 ちゅ、と急ぐように軽く口づけして短く俺に言い渡すと。
その言葉が終わらぬ内に速攻でがつがつと腰を打ちつけてきた。 余裕ないのは、ここに来たら2人とも同じ···だね。
兎「ぁ、あっあっ///」
激しく抜き挿しされる卑猥な部分の感覚と、それ以上の確かな愛され感が限界を一気に超えさせる。
兎「も、···もう、おれッ、」 L「ええよ···」
兎「あ、んあ···っ!///」 びゅくびゅくっ
ええよ、の声のなまめかしさに最後の糸を切られ、あっという間にイってしまった。 そしてイった俺の収縮できみも達する。
L「···っく、···っ、」
俺の中に放つ間際の、その切羽詰まった息づかいの艶を耳の奥に。
わずかに震わす空気の湿った熱を皮膚に。
感じる、感じてまた溢れるほど満たされる心と身体。
ああ、ああ、俺が。 きみにこんな色っぽい吐息をつかせている。
···そうだ俺が。 きみを余裕もないくらいに欲情させて、イかせて、誰も知らない無防備な顔にしてるんだ。
L「···はぁ、···だい、じょうぶ···?」 兎「はぁはぁ、···全然っ、···もうだめ、」
もうだめ。 きみが可愛いくって、すげぇ好きで、めっちゃ大切で。
兎「エルくんがいなけりゃ、だめっ///」
いつまで経っても不安で自信のない俺に、全身で安心とシアワセを与えてくれるきみへの精一杯な言葉。
こんな時でもなければ言えやしない、正直な気持ちだよ。
エルくんはちょっと驚いた顔で、だけどすぐにとびきり優しい笑みで応えてくれる。
L「···俺もやで」 兎「うん///」
交わすたびフラクタル的に育つ気持ちは、きみとだけに起こる化学反応。 他の誰かじゃ恋にならない。
そしてそれがお互い様だってことをきみも知ってる。
L「ほんま、ありえへんくらい好きや」 兎「んなの···知ってるし///」
吐息に絡める言葉が尽きた夜も、尽きせぬ想いが止まぬゆえに重ねる情事。 身体を繋ぐたびに心も繋がる。
そう、 恋は身体ごとが、いい。 END
サザンぽいワードで!
コメント
5件
体ごと愛しちゃいましょエルくん… なんなんこんなの…好きやん´`* 塾の休憩時間に見ちゃった自分を責めたい…(´・ω・`) 塾の休憩時間に気持ちよくなってる 兎く…(((殴( ‘д‘⊂=͟͞☆)) すいません妄想です(´∀`*) 丸ごとえろなお話もなかなか良きですな…性癖に刺さってるんだわ… さて、そろそろ授業の準備しよ!! ブクマ失礼します!!!!!ヽ(*´∀`)ノ
うーくんがうんっていうだけでかわいいしえろいんでしょーねーえるくんも無防備そう