まるで魔法のような 楽しい時間は
あっという間に終わって
2人は店を出た。
狭い路地は危ないから、と
大通りまで送ってくれた。
ヨンジュン
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すると、 向かいの道を歩いていた女子2人が、 こちらを見ているのに気づいた。
(?)
何かコソコソと話しているようで
それに気づいた🦊くんが そちらの方を見ると、
2人は慌てて走って行ってしまった。
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
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ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
どうやらさっきの女子2人が
🦊くんを見て怖がって逃げてしまったのだと思っているようだ。
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ヨンジュン
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私の言葉を聞いて、
一瞬驚いた顔をしたものの
恥ずかしそうに下を向いて笑った。
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こんな風に年下の子と話すことも
笑うことも、初めてで…
これが同い年とかなら、
いい雰囲気だったんだろうに…なんて、
(…やだ、何考えてるの? 悲しくなるじゃない笑)
ヨンジュン
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ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
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一瞬ドキッとしたけれど、
(ああ、奢ってほしいって意味かな?)
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ヨンジュン
ヨンジュン
(!?)
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すると🦊くんは、
にやけるのを我慢しながら
私の顔の高さまで少しかがんで、 顔を近づけて来た
ヨンジュン
ヨンジュン
まっすぐに私の目を見つめてそう言った
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🦊くんの顔が近くて、
どこを見ていいかわからず
🦊くんの右目と左目とを キョロキョロしてしまう
私の目がキョロキョロするたびに
それを追いかけるように 右左の瞳を見つめてくる🦊くん
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
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(ダメダメ、)
(期待しちゃダメ!)
(奢ってもらいたいからこんなこと言うんだ)
(若い子に弄ばれちゃダメ!)
そう言い聞かせながらも
少しドキドキしている自分が隠せない
その時、
上着のポケットに入れていた 🦊くんの右手が
私の方に向かってくるように見えた
その向かう先が私ではないように…
と、思った時にはすでに
(!!!!???)
🦊くんの右手の指が 優しく私の頬に触れていた
(なに!?)
(どういう状況なの!?)
(なんで私、こんな近距離で)
(頬に触れられてるの!?)
思考はもうパニックだ
優しく2、3本だけ頬に触れた指先は
そのままゆっくりと頬をつたって
横の髪の毛を拾って
耳にかけていく…
ほんの少しだけ頬を伝う指先の感触に
緊張で瞬きが増えてしまうくらいに
ゾクゾクとしてしまう
全神経がそこにあるのでは!?
ってくらいにくすぐったくて、
緊張で身体が固まってしまった
瞬きをしすぎて 思わず目を瞑っていたので
そっと目を開けて
🦊くんの顔を見てみると
真面目な顔で見ていたので
すぐに目を逸らした
手のひらが頬に触れるか触れないか
そのくらい微妙なところで 私の頬を包む
ちゃんと触れていなくても
🦊くんの手の暖かさが
外の冷たい空気に冷やされた頬に しっかりと伝わってくる
そして🦊くんはつぶやいた…
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
(我慢!?)
(なにが!?)
思わず顔をあげて目を合わせてしまった
今までで一番優しく…
そしていじわるそうに 微笑んだ🦊くんは
かがんでいた姿勢を直して
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
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さらりと問題発言をする🦊くんに
動揺して間抜けな声が出てしまった
(遊んでる…////)
(ちょっと優しくしてあげたからって!)
(だから年下の男は!!)
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ヨンジュン
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ふんっ!と背中を向けて歩き出す
ヨンジュン
ヨンジュン
返事はしなかった
振り返りもしなかった
だって、
彼の笑顔をみたら
きっと次を期待しちゃうから
ただ遊んだだけで
もう会うことなんてないくせに
5歳も年下の子に
ときめいていた自分を認めたくなくて
でも心は正直で
このドキドキが終わってしまうのが
少し寂しかった…。
*つづく*
コメント
2件
え、今、自分の心臓ドクドクしてる、大丈夫そ?笑
好きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい胸がキュンキュンする!!!!